ふりかえり(レトロスペクティブ)とは?
ふりかえり(レトロスペクティブ)とは、反復の終わりにチームが自分たちの進め方を点検し、次の反復で試す改善策を1〜2件決める場。対象は成果物ではなくプロセスと協働の仕方で、個人の責任追及ではなく仕組みの問題として扱うことが前提になる。
情報処理安全確保支援士試験の過去問では3回出題されています(2020年度〜2025年度)。
ふりかえり
ふりかえり(レトロスペクティブ)の意味
反復の終わりにチームが自分たちの進め方を点検し、次の反復で試す改善策を1〜2件決める場。対象は成果物ではなくプロセスと協働の仕方で、個人の責任追及ではなく仕組みの問題として扱うことが前提になる。
ふりかえり(レトロスペクティブ)の具体例
「レビュー待ちで2日止まった」という事実から、原因を担当者の怠慢ではなく「レビュー依頼が特定の1人に集中する仕組み」と捉え、次の反復では2名体制と当日中着手を試す。次のふりかえりで効果を測って続行か中止かを決める。
ふりかえり(レトロスペクティブ)は試験でどう引っ掛けられる?
成果物を関係者に見せて受入判断を得る場(スプリントレビュー)とは目的が異なる。またプロジェクト終結時の教訓収集と違い、次の反復に間に合う小さな改善を選ぶ点が特徴で、改善案を大量に出すことは目的ではない。
ふりかえり(レトロスペクティブ)と関連する用語
ふりかえり(レトロスペクティブ)が出た過去問
アジャイル開発のプラクティスの一つである“ふりかえり(レトロスペクティブ)”を行う適切なタイミングはどれか。
正解:各“イテレーション”の最後
要点:ふりかえりは各イテレーションの最後に進め方を改善する
ふりかえりは、一定期間の作業を終えた区切りでチームが集まり、うまくいったこと・困ったこと・次に試すことを話し合い、進め方そのものを改善する場である。スクラムではスプリント(イテレーション)の最後に実施することが定められており、次の反復に改善策を持ち込める点に意義がある。日々の朝会は進捗と障害の共有が目的で、役割が異なる。
出典:令和2年度 10月 情報処理安全確保支援士試験 am2 問23(IPA)アジャイル開発手法の説明のうち、スクラムのものはどれか。
正解:プロダクトオーナーなどの役割、スプリントレビューなどのイベント、プロダクトバックログなどの作成物、及びルールから成る。
要点:スクラムは役割とイベントと作成物で構成される反復の枠組み
スクラムは、プロダクトオーナー、スクラムマスター、開発者という三つの責任と、スプリント、スプリントプランニング、デイリースクラム、スプリントレビュー、レトロスペクティブというイベント、そしてプロダクトバックログ、スプリントバックログ、インクリメントという作成物から成る枠組みである。短い期間のスプリントを繰り返し、その都度検査と適応を行うことで経験的にプロセスを改善していく。具体的な技術プラクティスは定めず、進め方の骨組みを与える点が特徴である。
出典:令和5年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問23(IPA)アジャイル開発手法の一つであるスクラムを適用したソフトウェア開発プロジェクトにおいて、KPT手法を用いてレトロスペクティブを行った。KPTにおける三つの視点の組…
正解:Keep, Problem, Try
要点:KPTはKeep・Problem・Tryで振り返る改善手法
KPTは、Keep(うまくいったので今後も続けること)、Problem(うまくいかなかった問題点)、Try(次に試すこと)の三つの視点で振り返りを整理する手法です。スクラムのスプリントレトロスペクティブでよく使われ、良かった点と問題点を洗い出したうえで、次のスプリントで実行する改善策をTryとして具体化します。
出典:令和7年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問23(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。