スパニングツリープロトコルとは?
スパニングツリープロトコルとは、冗長化されたL2の経路のうち一部を論理的に遮断してループを防ぎ、障害時には遮断していた経路を有効にして通信を継続する仕組み。ルートブリッジを選出し、各リンクでルートまでのコストが小さい側のポートを代表ポートとする。
情報処理安全確保支援士試験の過去問では4回出題されています(2020年度〜2025年度)。
すぱにんぐつりーぷろとこる
スパニングツリープロトコルの意味
冗長化されたL2の経路のうち一部を論理的に遮断してループを防ぎ、障害時には遮断していた経路を有効にして通信を継続する仕組み。ルートブリッジを選出し、各リンクでルートまでのコストが小さい側のポートを代表ポートとする。
スパニングツリープロトコルの具体例
社員がフロアスイッチにハブをループ接続し、全社の通信が止まった。STPは働いたが収束に30秒かかり業務影響が出たため、端末側ポートをPortFastとBPDUガード有効にし、上位スイッチをルートブリッジに固定して意図しない再計算を防いだ。
スパニングツリープロトコルは試験でどう引っ掛けられる?
L2ループはブロードキャストストームを引き起こしネットワーク全体を停止させる。ルータはコリジョンもブロードキャストも他セグメントへ通さない。
スパニングツリープロトコルと関連する用語
スパニングツリープロトコルが出た過去問
複数台のレイヤ2スイッチで構成されるネットワークが複数の経路をもつ場合に、イーサネットフレームのループの発生を防ぐためのTCP/IPネットワークインタフェース層…
正解:スパニングツリープロトコル
要点:スパニングツリーは冗長経路を遮断しL2ループを防ぐ
レイヤ2スイッチを冗長に接続すると、ブロードキャストフレームが経路を巡り続けるブロードキャストストームが起きる。スパニングツリープロトコル(IEEE 802.1D)は、スイッチ間でBPDUを交換してルートブリッジを選び、閉路を作るポートを論理的に遮断して木構造にすることでループを断つ。障害時には遮断していた経路を有効化し、冗長性も確保できる。
出典:令和2年度 10月 情報処理安全確保支援士試験 am2 問20(IPA)複数台のレイヤ2スイッチで構成されるネットワークが複数の経路をもつ場合に、イーサネットフレームのループが発生することがある。そのループの発生を防ぐためのTCP/…
正解:スパニングツリープロトコル
要点:L2のループ防止はスパニングツリーで冗長経路を論理遮断する
レイヤ2スイッチを冗長に接続すると、ブロードキャストフレームが経路を巡り続けてブロードキャストストームを起こす。スパニングツリープロトコルは、BPDUを交換してルートブリッジを選出し、冗長経路上の一部ポートをブロッキング状態にして論理的なループのない木構造を作る。障害でリンクが切れた際にはブロックしていたポートを開放し、経路を復旧させる。
出典:令和4年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問20(IPA)スパニングツリープロトコルが適用されている複数のブリッジから成るネットワークにおいて,任意の一つのリンクの両端のブリッジのうち,ルートブリッジまでの経路コストが…
正解:代表ポート(Designated Port)
要点:代表ポートはリンクごとにルートまでのコストが小さい側のポート
スパニングツリープロトコルでは、各ブリッジでルートブリッジに最も近いポートをルートポートとし、各セグメント(リンク)ではルートブリッジまでの経路コストが小さい側のポートを代表ポート(指定ポート)として転送状態に置く。どちらにも選ばれなかったポートはブロッキング状態となりループを断つ。よってイが正しい。
出典:令和5年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問19(IPA)スパニングツリープロトコルの機能を説明したものはどれか。
正解:複数のブリッジ間で情報を交換し合い、ループ発生の検出や障害発生時の迂回ルート決定を行う。
要点:STPは冗長経路を論理的に遮断しL2ループを防ぐ
スパニングツリープロトコル(STP)は、ブリッジやL2スイッチ同士がBPDUという制御フレームを交換して論理的な木構造を作り、冗長経路のうち余分なポートをブロッキング状態にすることでループの発生を防ぎます。障害で経路が失われた場合は、ブロックしていたポートを開放して迂回経路へ自動的に切り替えます。ループ防止と障害時の経路再構成が主な役割です。
出典:令和7年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問19(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。