マルチキャストとは?
マルチキャストとは、特定のグループに参加している複数の受信者へ、送信元が1つのパケットを送るだけで配信する通信形態。IPv4では先頭4ビットが1110、すなわち224.0.0.0〜239.255.255.255(クラスD)を使い、残り28ビットがグループIDになる。
情報処理安全確保支援士試験の過去問では4回出題されています(2018年度〜2025年度)。
まるちきゃすと
マルチキャストの意味
特定のグループに参加している複数の受信者へ、送信元が1つのパケットを送るだけで配信する通信形態。IPv4では先頭4ビットが1110、すなわち224.0.0.0〜239.255.255.255(クラスD)を使い、残り28ビットがグループIDになる。
マルチキャストの具体例
社内向けライブ配信で、視聴者が増えても送信元の帯域が増えないようにする。
マルチキャストは試験でどう引っ掛けられる?
クラスDにはネットワーク部・ホスト部の区別がなく、サブネットマスクの概念を当てはめない。224.0.0.0/24 はリンクローカル制御用(OSPFの224.0.0.5など)で転送されない。
マルチキャストと関連する用語
マルチキャストが出た過去問
クラスDのIPアドレス(224.0.0.0〜239.255.255.255)に関する記述として,適切なものはどれか。
正解:UDPなどを用いるマルチキャスト通信で使用される。
要点:クラスDはマルチキャスト用に予約された範囲
224.0.0.0から239.255.255.255までのクラスDはマルチキャストアドレスとして予約されており、特定のグループに属する複数の受信者へ同じデータを送る通信に使われます。再送制御を伴わないUDPと組み合わせて用いられるのが一般的です。
出典:平成30年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問19(IPA)クラスDのIPアドレスを使用するのはどの場合か。
正解:マルチキャストアドレスを割り振る。
要点:クラスDはマルチキャスト用に予約されたアドレス
IPv4のアドレスクラスのうち、先頭が1110で始まる224.0.0.0から239.255.255.255までがクラスDで、特定のグループに属する複数の受信者へ同時に配信するマルチキャストアドレスとして予約されている。個々のホストに割り当てる用途ではなく、ルーティングプロトコルの制御通信や映像配信などで用いられる。
出典:令和4年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問19(IPA)複数ノードから成るグループにマルチキャストでデータを送るときに、宛先として使用できるIPアドレスはどれか。
正解:239.0.1.1
要点:IPv4マルチキャストは224~239で始まるクラスDのアドレス
IPv4のマルチキャストアドレスはクラスDに割り当てられており、224.0.0.0から239.255.255.255までの範囲を使う。この範囲の宛先へ送られたパケットは、そのグループに参加しているノードすべてに配送される。特に239で始まる範囲は組織内でのみ有効なローカルスコープとして使える。
出典:令和5年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問19(IPA)二つのルーティングプロトコルRIP-2とOSPFとを比較したとき,OSPFだけに当てはまる特徴はどれか。
正解:リンク状態のデータベースを使用している。
要点:OSPFはリンク状態DBから最短経路を計算するリンクステート型
OSPFはリンクステート型のルーティングプロトコルで、各ルータが自分の接続状況を広告し合い、エリア内で同一のリンク状態データベースを構築する。そのうえでダイクストラ法により最短経路を計算するため、収束が速く大規模網に向く。RIP-2は距離ベクトル型で、可変長サブネットマスクへの対応やマルチキャストによる更新は同様に備えるが、リンク状態データベースは持たない。
出典:令和7年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問19(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。