ルートキットとは?
ルートキットとは、侵入後に、不正なプロセス・ファイル・通信・ログを、OSの機能やAPIの応答を改変することで隠蔽するツール群。管理者から見て「何も起きていない」状態を作り出し、長期の潜伏を可能にする。
情報処理安全確保支援士試験の過去問では3回出題されています(2016年度〜2021年度)。
るーときっと
ルートキットの意味
侵入後に、不正なプロセス・ファイル・通信・ログを、OSの機能やAPIの応答を改変することで隠蔽するツール群。管理者から見て「何も起きていない」状態を作り出し、長期の潜伏を可能にする。
ルートキットの具体例
サーバのCPU使用率が高いのに、psやlsでは不審なプロセスもファイルも見えず、外部の通信ログにだけ深夜の大量送信が残っていた。OSの応答自体が改変されていると判断し、稼働中の調査を打ち切って停止・イメージ保全のうえ再構築した。
ルートキットは試験でどう引っ掛けられる?
OS上のツールでの調査は信用できなくなるため、外部媒体からの起動やディスクイメージの外部解析が必要になる。ブートローダやファームウェアに潜むもの(ブートキット)はさらに検出が難しい。
ルートキットと関連する用語
ルートキットが出た過去問
rootkitの特徴はどれか。
正解:OSなどに不正に組み込んだツールを隠蔽する。
要点:rootkitは侵入後の痕跡を隠蔽するツール群
rootkitは、侵入後に設置した不正なプログラムやプロセス、通信、ログなどの痕跡を隠蔽し、侵入者が管理者権限で継続的にアクセスできるようにするツール群です。OSのコマンドやカーネルを改変して検出を逃れる点が特徴です。
出典:平成28年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問12(IPA)ルートキットの特徴はどれか。
正解:OSなどに不正に組み込んだツールを隠蔽する。
要点:ルートキットは侵入の痕跡と不正ツールをOSごと隠す
ルートキットは、攻撃者が侵入後に設置するバックドアや不正プロセス、ファイル、通信の痕跡をOSの機能を改変して見えなくする一連のツール群である。プロセス一覧やファイル一覧を返すAPIやカーネルの処理に介入するため、感染したOS上から通常の手段で発見するのは難しい。検出には外部媒体からの起動やメモリフォレンジックなど、対象OSに依存しない手法が必要になる。
出典:平成30年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問15(IPA)ルートキットの特徴はどれか。
正解:OSなどに不正に組み込んだツールの存在を隠す。
要点:ルートキットは侵入の痕跡と不正ツールをOSごと隠す
ルートキットは、侵入後に設置したバックドアや不正なプロセス、ファイル、通信の痕跡を、OSの機能を改変することで見えなくする一連のツール群である。プロセス一覧やファイル一覧を返す仕組みに介入するため、感染したOS上から通常の手段で発見するのは難しい。検出には外部媒体からの起動やメモリの解析など、対象OSに依存しない手法が必要となる。
出典:令和3年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問14(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。