ログ先行書き込み(WAL)とチェックポイントとは?
ログ先行書き込み(WAL)とチェックポイントとは、データページを更新する前に必ず更新内容をログへ書き出して確定させる方式がログ先行書き込み。これにより障害時にログだけで復旧できる。チェックポイントは、その時点までの更新済みバッファをディスクへ反映して復旧の起点を記録する処理。
情報処理安全確保支援士試験の過去問では4回出題されています(2016年度〜2025年度)。
ろぐせんこうかきこみとちぇっくぽいんと
ログ先行書き込み(WAL)とチェックポイントの意味
データページを更新する前に必ず更新内容をログへ書き出して確定させる方式がログ先行書き込み。これにより障害時にログだけで復旧できる。チェックポイントは、その時点までの更新済みバッファをディスクへ反映して復旧の起点を記録する処理。
ログ先行書き込み(WAL)とチェックポイントの具体例
コミット時にログを同期書き込みしておけば、直後に電源が落ちてもデータページ未反映分をログから再現できる。チェックポイントを5分ごとに打てば、復旧時に読み直すログは最大5分ぶんで済み、再起動時間の見積りが立てられる。
ログ先行書き込み(WAL)とチェックポイントは試験でどう引っ掛けられる?
復旧では、チェックポイント以降にコミット済みの更新をロールフォワードし、未コミットの更新をロールバックする——この2方向の使い分けが問われる。チェックポイント間隔を短くすると復旧は速いが平常時の入出力負荷が増える。
ログ先行書き込み(WAL)とチェックポイントと関連する用語
ログ先行書き込み(WAL)とチェックポイントが出た過去問
システム障害発生時には,データベースの整合性を保ち,かつ,最新のデータベース状態に復旧する必要がある。このために,DBMSがトランザクションのコミット処理を完了…
正解:ログファイルへのコミット情報書込み完了時点
要点:コミット確定はログファイルへの書込み完了時点
コミットを完了とみなせるのは、再起動しても消えない不揮発の媒体、すなわちログファイルにコミット情報を書き終えた時点です。メモリ上のログバッファに書いただけでは障害で失われ、復旧できません。これをWAL(ログ先書き)の原則といいます。
出典:平成28年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問21(IPA)DBMSがトランザクションのコミット処理を完了とするタイミングはどれか。
正解:ログファイルへのコミット情報書込み完了時点
要点:コミット完了はログファイルへの書込みが終わった時点
DBMSは障害回復のためにWAL(ログ先行書込み)方式を採り、更新内容やコミット情報を先にログへ記録してからデータベース本体へ反映する。コミットが完了したと見なせるのは、コミットの記録が揮発するメモリ上のログバッファではなく、不揮発の媒体上のログファイルへ確実に書き終えた時点である。これにより、直後に障害が起きてもログからロールフォワードして結果を保証できる。
出典:平成30年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問21(IPA)DBMSがトランザクションのコミット処理を完了するタイミングはどれか。
正解:ログファイルへのコミット情報書込み完了時点
要点:コミット完了はログファイルへの書込みが終わった時点
DBMSはログ先行書込み(WAL)方式を採り、更新内容やコミットの記録を先にログへ書いてからデータベース本体へ反映する。コミットが完了したと言えるのは、コミット情報が揮発性のログバッファではなく不揮発の媒体にあるログファイルへ確実に書き終えた時点である。これにより直後に障害が起きてもログから再現でき、永続性が保証される。
出典:令和2年度 10月 情報処理安全確保支援士試験 am2 問21(IPA)DBMSがトランザクションのコミット処理を完了するタイミングはどれか。
正解:ログファイルへのコミット情報書込み完了時点
要点:コミット完了はログファイルへの書込み完了時点で確定する
障害が起きてもコミット済みの更新を確実に再現できなければならないため、DBMSはコミット情報が不揮発の媒体上のログファイルに書き終わった時点でコミット完了とみなす。この先にログを書いてからデータを書くという規則がWAL(先行書込みログ)であり、データベース本体への反映が後になっても、ログから再実行できるので耐久性が保たれる。メモリ上のログバッファに書いただけでは電源断で失われるため、完了とはみなせない。
出典:令和7年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問21(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。