人的脅威(誤操作・紛失・不正行為)とは?
人的脅威(誤操作・紛失・不正行為)とは、人の行為に起因する脅威の総称。悪意のない誤操作・誤送信・紛失などの過失と、意図的な持ち出しや改ざんなどの故意に分かれる。技術的対策だけでは防げず、教育・手順・権限設計で減らす対象であることが繰り返し問われる。
情報処理安全確保支援士試験の過去問では5回出題されています(2016年度〜2022年度)。
じんてききょうい
人的脅威(誤操作・紛失・不正行為)の意味
人の行為に起因する脅威の総称。悪意のない誤操作・誤送信・紛失などの過失と、意図的な持ち出しや改ざんなどの故意に分かれる。技術的対策だけでは防げず、教育・手順・権限設計で減らす対象であることが繰り返し問われる。
人的脅威(誤操作・紛失・不正行為)の具体例
案内メールを送る際、宛先欄に取引先100社を並べて送信し、互いのアドレスが全員に見える状態になった。以後は一斉送信を専用ツールに限定し、宛先が一定数を超えると送信前に確認画面を出す設定へ変更した。
人的脅威(誤操作・紛失・不正行為)は試験でどう引っ掛けられる?
人的脅威を「内部不正」だけと考えるのは狭すぎる。件数としては過失が圧倒的に多い。地震・停電などの環境要因は物理的脅威、不正プログラムは技術的脅威として区別される点も押さえる。
人的脅威(誤操作・紛失・不正行為)と関連する用語
人的脅威(誤操作・紛失・不正行為)が出た過去問
フェールセーフの考えに基づいて設計したものはどれか。
正解:交通管制システムが故障したときには,信号機に赤色が点灯するようにする。
要点:フェールセーフは故障時に安全側へ倒す設計
フェールセーフは、故障が起きたときに安全な側の状態へ移行させる設計思想です。交通管制システムの故障時に信号を赤にすれば、車両が停止して事故を防げます。誤操作を防ぐのはフールプルーフ、冗長化で稼働を続けるのはフォールトトレランスです。
出典:平成28年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問22(IPA)情報システムの設計のうち,フェールソフトの考え方を適用した例はどれか。
正解:ハードウェアの障害時に,パフォーマンスは低下するが,構成を縮小して運転を続けられるようにする。
要点:フェールソフトは性能を落としても稼働を続ける設計
フェールソフトは、障害が起きても機能や性能を落としてでもシステムを動かし続ける考え方である。縮退運転(フォールバック)がその典型で、可用性を優先する。これに対し、障害時に安全側へ倒して停止させるのがフェールセーフ、誤操作を受け付けない設計がフールプルーフである。
出典:平成29年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問24(IPA)情報システムの設計の例のうち、フェールソフトの考え方を適用した例はどれか。
正解:ハードウェアの障害時に、パフォーマンスは低下するが、構成を縮小して運転を続けられるようにする。
要点:フェールソフトは機能を縮退させてでも稼働を続ける設計
フェールソフトは、障害が起きたときにシステムを全面停止させず、機能や性能を落としてでも稼働を継続させる設計思想である。冗長構成の一部が壊れても縮退運転で処理を続ける例が典型となる。安全側に停止させるフェールセーフ、誤操作を受け付けないフールプルーフとの区別が問われやすい。
出典:令和1年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問24(IPA)情報システムの設計の例のうち、フェールソフトの考え方を適用した例はどれか。
正解:ハードウェアの障害時に、パフォーマンスは低下するが、構成を縮小して運転を続けられるようにする。
要点:フェールソフトは縮退してでも稼働を続ける設計
フェールソフトは、障害が起きても全面停止させず、機能や性能を落としてでも稼働を続けるという考え方である。故障した装置を切り離して縮退運転する構成がその典型で、サービスの継続を優先する。安全な側へ倒して止めるフェールセーフや、誤操作を受け付けないフールプルーフとは狙いが異なる点を区別したい。
出典:令和3年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問24(IPA)システムに規定外の無効なデータが入力されたとき、誤入力であることを伝えるメッセージを表示して正しい入力を促すことによって、システムを異常終了させない設計は何とい…
正解:フールプルーフ
要点:誤操作を受け付けず安全に導く設計がフールプルーフ
フールプルーフは、利用者が誤った操作や不正な入力をしても、それがそのまま処理に流れて障害につながらないようにする設計思想である。入力値を検証してエラーメッセージで再入力を促す仕組みは、誤りを受け付けない典型例に当たる。故障発生後の振る舞いを定める考え方とは目的が異なる点を押さえておきたい。
出典:令和4年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問22(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。