送信ドメイン認証(SPF/DKIM/DMARC)とは?
送信ドメイン認証(SPF/DKIM/DMARC)とは、送信元ドメインの詐称を検知する仕組み。SPFは送信を許可したメールサーバのIPアドレスをDNSのTXTレコードで公開し、受信側が接続元と照合する。DKIMは送信側が電子署名を付与し、受信側がDNSで公開された公開鍵で検証する。DMARCは、SPF/DKIMの検証結果とヘッダFromの整合(アライメント)を見て、失敗時の扱い(none/quarantine/reject)をドメイン所有者が宣言し、レポートを受け取る仕組み。
情報処理安全確保支援士試験の過去問では7回出題されています(2018年度〜2024年度)。
そうしんどめいんにんしょう
送信ドメイン認証(SPF/DKIM/DMARC)の意味
送信元ドメインの詐称を検知する仕組み。SPFは送信を許可したメールサーバのIPアドレスをDNSのTXTレコードで公開し、受信側が接続元と照合する。DKIMは送信側が電子署名を付与し、受信側がDNSで公開された公開鍵で検証する。DMARCは、SPF/DKIMの検証結果とヘッダFromの整合(アライメント)を見て、失敗時の扱い(none/quarantine/reject)をドメイン所有者が宣言し、レポートを受け取る仕組み。
送信ドメイン認証(SPF/DKIM/DMARC)の具体例
転送されたメールはSPFが失敗しやすいが、DKIMの署名は本文が変わらなければ有効なままなので、両方を併用する意義がある。
送信ドメイン認証(SPF/DKIM/DMARC)は試験でどう引っ掛けられる?
SPFは「エンベロープの送信元(MAIL FROM)」を検証するもので、利用者が目にするヘッダFromの詐称は直接は防げない。ここを縛るのがDMARCのアライメント。
送信ドメイン認証(SPF/DKIM/DMARC)と関連する用語
送信ドメイン認証(SPF/DKIM/DMARC)が出た過去問
スパムメールへの対策であるDKIM(DomainKeys Identified Mail)の説明はどれか。
正解:送信側メールサーバにおいてディジタル署名を電子メールのヘッダに付加し,受信側メールサーバにおいてそのディジタル署名を公開鍵によって検証する仕組み
要点:DKIMは署名とDNS公開鍵でメールの送信元と完全性を検証する
DKIMは、送信側メールサーバが本文とヘッダに対する署名を生成してDKIM-Signatureヘッダとして付加し、受信側がDNSのTXTレコードから取得した公開鍵で検証する仕組みである。検証に成功すれば、そのドメインの管理下から送られ、途中で改ざんされていないことが確認できる。IPアドレスで送信元を検証するSPFと組み合わせ、DMARCで運用方針を示すのが一般的である。
出典:平成30年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問12(IPA)DKIM(DomainKeys Identified Mail)の説明はどれか。
正解:送信側メールサーバにおいてディジタル署名を電子メールのヘッダに付加し、受信側メールサーバにおいてそのディジタル署名を公開鍵によって検証する仕組み
要点:DKIMは電子署名と公開鍵でメールの送信ドメインを検証する
DKIMは、送信側のメールサーバが電子メールに対して秘密鍵でディジタル署名を生成しヘッダに付加し、受信側はDNSのTXTレコードで公開されている公開鍵を取得して署名を検証する仕組みである。これにより、送信ドメインの正当性とメールが途中で改ざんされていないことを確認できる。
出典:令和1年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問12(IPA)SPF(Sender Policy Framework)によるドメイン認証を実施する場合,SPFの導入時に,電子メール送信元アドレスのドメイン所有者側で行う必要…
正解:DNSサーバにSPFレコードを登録する。
要点:SPFは送信許可サーバをDNSレコードで公開する
SPFは、あるドメインの正当な送信元メールサーバのIPアドレス範囲をDNSのTXT(SPF)レコードとして公開し、受信側がそれと実際の接続元を突き合わせて検証する仕組みである。したがって送信側ドメインの所有者が行うのは、DNSへのSPFレコード登録である。
出典:令和1年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問15(IPA)インターネットサービスプロバイダ(ISP)が、スパムメール対策として導入するIP25Bに該当するものはどれか。
正解:他社ISPのネットワークの動的IPアドレスから自社ISPのメールサーバへのSMTP通信を制限する。
要点:IP25Bは受信側で他社動的IPからの直接SMTPを制限する
IP25Bは、受信側のISPが自社のメールサーバに対して、他社ISPの動的IPアドレスから直接届く25番ポートの通信を制限する対策である。動的アドレスの機器から直接メールサーバへ送られる通信は、ボット化した端末による迷惑メールである可能性が高いという考え方に基づく。送信側で外向きの25番を制限するOP25Bと向きが逆である点が要点である。
出典:令和2年度 10月 情報処理安全確保支援士試験 am2 問17(IPA)SPFによるドメイン認証を実施する場合,SPFの導入時に,電子メール送信元アドレスのドメイン所有者側で行う必要がある設定はどれか。
正解:DNSサーバにSPFレコードを登録する。
要点:SPFは送信許可サーバをDNSのSPFレコードで宣言する
SPFは、あるドメインの名前で送信してよいメールサーバのIPアドレスを、そのドメインの管理者があらかじめDNSのTXTレコード(SPFレコード)として公開する仕組みである。受信側は送信元IPアドレスとこの宣言を突き合わせ、正当な送信元かを判定する。したがって送信側ドメインの所有者が行うべき作業は、DNSへの宣言の登録である。
出典:令和4年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問15(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。