NTLM認証とは?
NTLM認証とは、Windows環境で使われてきたチャレンジレスポンス型の認証方式。パスワードのハッシュを鍵として応答を作るため、パスワード自体は流れない。しかし相互認証がなく、ハッシュを入手されると本人になりすませる弱点がある。
情報処理安全確保支援士試験の過去問では2回出題されています(2023年度〜2025年度)。
えぬてぃーえるえむにんしょう
NTLM認証の意味
Windows環境で使われてきたチャレンジレスポンス型の認証方式。パスワードのハッシュを鍵として応答を作るため、パスワード自体は流れない。しかし相互認証がなく、ハッシュを入手されると本人になりすませる弱点がある。
NTLM認証の具体例
ドメイン参加していない端末やIPアドレス直接指定の共有アクセスでは、Kerberosが使えずこの方式へ格下げされる。攻撃者はこの性質を利用し、偽の共有へ誘導して応答を収集し、オフラインで解析したり中継したりする。
NTLM認証は試験でどう引っ掛けられる?
「パスワードが流れないから安全」ではない。ハッシュがそのまま認証材料になるためPass the Hashが成立し、ソルトが無いことからレインボーテーブルにも弱い。Kerberosへの統一と、旧版の無効化が対策になる。
NTLM認証と関連する用語
NTLM認証が出た過去問
Pass the Hash攻撃はどれか。
正解:パスワードのハッシュ値だけでログインできる仕組みを悪用してログインする。
要点:Pass the Hashはハッシュ値を鍵代わりに提示して認証を突破する
Pass the Hash攻撃は、NTLM認証などパスワードのハッシュ値そのものを認証の資格情報として使う仕組みを悪用し、平文パスワードを知らないままハッシュ値を提示してログインする攻撃である。よってイが該当する。ハッシュ値を平文へ戻す(解読する)必要がない点が本質で、侵入後の横展開(ラテラルムーブメント)で多用される。
出典:令和5年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問2(IPA)Pass the Hash攻撃はどれか。
正解:パスワードのハッシュ値だけでログインできる仕組みを悪用してログインする。
要点:Pass the Hashは盗んだハッシュ値のまま認証を通す横展開手口
WindowsのNTLM認証などでは、平文パスワードではなくそのハッシュ値そのものが認証の資格情報として使われる。Pass the Hashは、侵入した端末のメモリなどから抜き取ったハッシュ値をそのまま提示して他の端末やサーバへログインする手口で、パスワードを解読する必要がない。管理者資格情報の使い回しがあると横展開が容易になるため、特権の分離やLSAの保護、多要素認証の導入が対策となる。
出典:令和7年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問2(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。