アローダイアグラム・クリティカルパスとは?
アローダイアグラム・クリティカルパスとは、アローダイアグラムは作業の前後関係と所要日数を矢印で表した図。クリティカルパスはその中で最も日数がかかる経路で、全体の最短完了日数を決定づける。
情報セキュリティマネジメント試験の過去問では5回出題されています(2017年度〜2022年度)。
アローダイアグラム・クリティカルパス
アローダイアグラム・クリティカルパスの意味
アローダイアグラムは作業の前後関係と所要日数を矢印で表した図。クリティカルパスはその中で最も日数がかかる経路で、全体の最短完了日数を決定づける。
アローダイアグラム・クリティカルパスの具体例
クリティカルパス上の作業が1日遅れると、プロジェクト全体の完了日も1日遅れる。一方、クリティカルパス以外の作業には多少の余裕(フロート)がある。
アローダイアグラム・クリティカルパスは試験でどう引っ掛けられる?
クリティカルパスは「最も時間がかかる経路」であって「最も重要な作業」という意味ではない点、また複数存在しうる点が問われやすい。
アローダイアグラム・クリティカルパスと関連する用語
アローダイアグラム・クリティカルパスが出た過去問
図のアローダイアグラムで表されるプロジェクトは、完了までに最短で何日を要するか。
正解:120
要点:最短完了日数はクリティカルパスの長さで決まる
アローダイアグラムの最短所要日数は、開始から終了までの経路のうち所要日数の合計が最大となる経路(クリティカルパス)の長さで決まる。ダミー作業は所要日数0だが先行関係の制約を課すため、これを経由する経路も合計対象に含めて比較する必要がある。各経路を計算すると最長は120日となる。
出典:平成29年度 春期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問43(IPA)ソフトウェア開発プロジェクトにおいてWBS(Work Breakdown Structure)を使用する目的として,適切なものはどれか。
正解:作業を階層的に詳細化して,管理可能な大きさに細分化する。
要点:WBSは作業を階層分解し管理可能な単位に細分化する
WBSは、プロジェクトの成果物や作業を階層的に分解し、見積り・割当て・進捗管理ができる大きさのワークパッケージまで細分化する技法である。作業の抜け漏れを防ぎ、スコープを明確にする土台となる。順序関係やクリティカルパスを扱うのはアローダイアグラム、日程の可視化はガントチャート、費用と期間の最適化はクラッシングなどの日程短縮技法である。
出典:平成30年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問43(IPA)図のアローダイアグラムにおいて,プロジェクト全体の期間を短縮するために,作業A〜Eの幾つかを1日ずつ短縮する。プロジェクト全体の期間を2日短縮できる作業の組みは…
正解:B, D
要点:短縮はクリティカルパス上を狙い、並んだ経路も同時に詰める
全体期間はクリティカルパス(所要日数の合計が最大となる経路)で決まる。この図では開始からBとCを経てDに至る経路が最長であり、まずその上にある作業を短縮する必要がある。1日短縮すると別の経路と長さが並ぶため、さらに2日目を短縮するには、並んだ経路すべてに共通して乗っている作業を選ばなければならない。BとDの組合せがこれを満たし、2日の短縮が実現できる。
出典:平成30年度 春期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問43(IPA)あるプロジェクトの日程計画をアローダイアグラムで示す。クリティカルパスはどれか。
正解:B, E, F
要点:クリティカルパスは所要日数が最長で余裕ゼロの経路
各ノードの最早開始時刻を求めると、Aを通る経路よりB(5日)を通る経路のほうが後続作業の開始を遅らせる。B→E→Fの合計は5+4+5=14日となり、他の経路(A→C→E→F=13日、A→D→G=8日など)より長い。したがって余裕のない最長経路であるクリティカルパスはB、E、Fである。
出典:令和1年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問44(IPA)プロジェクトの日程計画を作成するのに適した技法はどれか。
正解:PERT
要点:PERTは作業の順序と所要時間から日程を計画する技法
PERTは、作業の前後関係と所要時間をアローダイアグラムで表し、全体の所要期間やクリティカルパス、各作業の余裕日数を求める技法である。プロジェクトの日程計画の立案と進捗管理に用いられる代表的な手法である。
出典:令和4年度 s 情報セキュリティマネジメント試験 kamokuAB 問41(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。