不正のトライアングルとは?
不正のトライアングルとは、不正行為は「機会」「動機」「正当化」の3要素がすべてそろったときに発生するという理論。米国の犯罪学者ドナルド・クレッシーが提唱し、内部不正対策の考え方の基礎となっている。
情報セキュリティマネジメント試験の過去問では3回出題されています(2016年度〜2025年度)。
ふせいのとらいあんぐる
不正のトライアングルの意味
不正行為は「機会」「動機」「正当化」の3要素がすべてそろったときに発生するという理論。米国の犯罪学者ドナルド・クレッシーが提唱し、内部不正対策の考え方の基礎となっている。
不正のトライアングルの具体例
経理担当者が一人で会計処理を任され(機会)、借金を抱え(動機)、「少し借りるだけ」と自分を納得させる(正当化)状況がそろうと横領が起こりやすい。
不正のトライアングルは試験でどう引っ掛けられる?
3要素のうち1つでも欠ければ不正は起こりにくいとされ、対策は3要素それぞれを減らす方向(権限分離=機会の低減など)で考える。
不正のトライアングルと関連する用語
不正のトライアングルが出た過去問
“不正のトライアングル”理論において、全てそろったときに不正が発生すると考えられている3要素はどれか。
正解:機会、動機、正当化
要点:不正は機会・動機・正当化の3要素がそろうと発生する
クレッシーが提唱した不正のトライアングルは、不正が「機会」「動機(プレッシャー)」「正当化」の3要素がそろったときに発生するとする理論である。裏を返せば、どれか一つを取り除けば不正を抑止できるという対策の指針になる。
出典:平成28年度 春期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問9(IPA)不正が発生する際には“不正のトライアングル”の3要素全てが存在すると考えられている。“不正のトライアングル”の構成要素の説明として、適切なものはどれか。
正解:“機会”とは、情報システムなどの技術や物理的な環境、組織のルールなど、内部者による不正行為の実行を可能又は容易にする環境の存在である。
要点:不正は動機・機会・正当化の三つがそろうと起こる
不正のトライアングルは、動機(プレッシャ)・機会・正当化の三つがそろったときに不正が起きるという考え方である。機会とは、権限の集中やログ監視の不備など、不正を実行できてしまう環境上の隙を指す。動機は金銭的困窮やノルマ等の圧力、正当化は自分に都合の良い理由付けであり、これらを取り違えないことが要点となる。
出典:平成29年度 春期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問27(IPA)不正が発生する際には“不正のトライアングル”の3要素全てが存在すると考えられている。“不正のトライアングル”の構成要素の説明として、適切なものはどれか。
正解:“機会”とは、情報システムなどの技術や物理的な環境、組織のルールなど、内部者による不正行為の実行を可能又は容易にする環境の存在である。
要点:不正のトライアングルは機会・動機・正当化の3要素
不正のトライアングルは「機会」「動機(プレッシャー)」「正当化」の3要素からなり、これらが揃うと不正が発生しやすいとされます。このうち機会は、権限が過大である、監視が働いていないなど、不正の実行を可能または容易にしてしまう環境要因を指します。したがって、技術的・物理的環境や組織のルールが不正実行を容易にする状況を機会と説明した記述が適切です。
出典:令和7年度 (公開問題) 情報セキュリティマネジメント試験 kamokuAB 問4(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。