デジタル署名とは?
デジタル署名とは、送信者が自分の秘密鍵でメッセージのハッシュ値を暗号化して付し、受信者が公開鍵で検証する仕組み。改ざんの検知と否認防止を実現する。監査では電子承認や電子契約の記録が証拠として通用するかを、署名の検証可否と鍵の管理状況から確かめる観点で問われる。
ITサービスマネージャ試験の過去問では2回出題されています(2017年度〜2024年度)。
でじたるしょめい
デジタル署名の意味
送信者が自分の秘密鍵でメッセージのハッシュ値を暗号化して付し、受信者が公開鍵で検証する仕組み。改ざんの検知と否認防止を実現する。監査では電子承認や電子契約の記録が証拠として通用するかを、署名の検証可否と鍵の管理状況から確かめる観点で問われる。
デジタル署名の具体例
電子稟議システムの承認記録を検証する場面。承認者の秘密鍵がICカードに格納され本人以外が持ち出せないこと、署名時刻が時刻認証局から取得されていること、検証結果のログが保存期間の五年分残っていることを実機で確かめ、承認記録の証明力を評価する。
デジタル署名は試験でどう引っ掛けられる?
暗号化と役割が逆である点を取り違えやすい。署名は秘密鍵で施し公開鍵で検証するため、通信内容の機密性は一切得られない。また署名が有効でも、署名者がその取引を承認する権限を持つかは別に権限管理の側で確かめる必要がある。
デジタル署名と関連する用語
デジタル署名が出た過去問
XML署名の特徴はどれか。
正解:XML文書全体に対する署名だけではなく、文書の一部に対しても署名を付与することができ、部分署名や多重署名などの複雑な要件に対応できる。
要点:XML署名は部分署名・多重署名に対応できる
XML署名は、XML文書の構造を活かして署名対象を柔軟に指定できるデジタル署名の規格である。文書全体だけでなく特定の要素だけに署名したり、同じ文書へ複数人が署名を重ねたりできるため、業務文書のワークフローのような複雑な要件に対応できる。
出典:平成29年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 am2 問23(IPA)デジタル署名のあるソフトウェアをインストールするときに、そのソフトウェアの発行元を確認するために使用する証明書はどれか。
正解:コードサイニング証明書
要点:ソフトウェアの発行元証明はコードサイニング証明書
コードサイニング証明書は、ソフトウェアやプログラムコードの配布者が誰であるかを証明し、署名後に改ざんされていないことを検証するための証明書である。インストール時に表示される発行元情報はこの証明書に基づく。サーバ証明書やEV SSL証明書はWebサーバの正当性、クライアント証明書は利用者や端末の認証に使うもので、用途が異なる。
出典:令和6年度 春期 ITサービスマネージャ試験 am2 問15(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。