リスク対応(回避・低減・移転・受容)とは?
リスク対応(回避・低減・移転・受容)とは、脅威に対する4つの戦略。回避はリスクの原因となる活動をやめる、低減(軽減)は発生確率や影響を下げる、移転(転嫁)は第三者へ影響を移す、受容は対策せず受け入れて発生時に備える。
ITサービスマネージャ試験の過去問では2回出題されています(2021年度〜2022年度)。
りすくたいおう
リスク対応(回避・低減・移転・受容)の意味
脅威に対する4つの戦略。回避はリスクの原因となる活動をやめる、低減(軽減)は発生確率や影響を下げる、移転(転嫁)は第三者へ影響を移す、受容は対策せず受け入れて発生時に備える。
リスク対応(回避・低減・移転・受容)の具体例
保険への加入や外部委託は移転、冗長化や多重チェックは低減、リスクの高い新技術の採用を見送るのが回避。
リスク対応(回避・低減・移転・受容)は試験でどう引っ掛けられる?
保険・外部委託・契約による責任移転は「移転(転嫁)」。ただし移転しても、顧客に対する説明責任まで消えるわけではない。好機(プラスのリスク)側には活用・共有・強化・受容という戦略が対応する。
リスク対応(回避・低減・移転・受容)と関連する用語
リスク対応(回避・低減・移転・受容)が出た過去問
PMBOKガイド 第6版における、脅威に対するリスク対応戦略として用いられる“転嫁”の説明はどれか。
正解:脅威のオーナーシップを第三者に移す。
要点:転嫁は脅威の責任を第三者へ移す。除去でも低減でもない
PMBOKガイド第6版の脅威に対する対応戦略は、エスカレーション・回避・転嫁・軽減・受容の5つである。転嫁は、脅威そのものを消すのではなく、脅威への対応責任(オーナーシップ)と影響を第三者へ移すことで、保険や保証、契約による外部委託が典型である。回避は脅威を除去し、軽減は確率や影響を下げ、受容は対応せず発生時に対処する。
出典:令和3年度 春期 ITサービスマネージャ試験 am2 問20(IPA)プロジェクトマネジメントにおけるリスク対応の例のうち、転嫁に該当するものはどれか。
正解:損害の発生に備えて、損害賠償保険を契約する。
要点:保険をかけるのは転嫁。予備費は受容、取引中止は回避
転嫁は、リスクの影響と対応責任を第三者に移す戦略であり、損害賠償保険の契約はその典型例である。リスクそのものは消えないが、発生した場合の金銭的損失を保険会社が負担する。予備費の充当は受容、マスキングによる漏えい防止は軽減(または回避)、新規取引の中止は回避に当たる。
出典:令和4年度 春期 ITサービスマネージャ試験 am2 問19(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。