地中熱利用空調とは?
地中熱利用空調とは、年間を通じて温度変化が小さい地中の熱を利用し、夏は外気より低温、冬は外気より高温という温度差を熱交換に使って空調の消費電力を減らす方式。
ITサービスマネージャ試験の過去問では3回出題されています(2018年度〜2023年度)。
ちちゅうねつりようくうちょう
地中熱利用空調の意味
年間を通じて温度変化が小さい地中の熱を利用し、夏は外気より低温、冬は外気より高温という温度差を熱交換に使って空調の消費電力を減らす方式。
地中熱利用空調の具体例
地中に埋設した管に外気を通して予冷してから空調機へ導入し、夏季の冷房負荷を軽減する。
地中熱利用空調は試験でどう引っ掛けられる?
外気冷房と原理が違う。外気冷房は外気が室内より低いときにそのまま取り込む方式で、外気温が高い夏には使えない。地中熱利用は地中との温度差を使うため夏でも効く——「使える季節」が逆になる点が問われる。また削減できるのは空調の消費電力(=PUEの分母側の一部)であって、IT機器の消費電力そのものは減らない。
地中熱利用空調と関連する用語
地中熱利用空調が出た過去問
データセンタなどで用いられている環境に配慮した空調システムであり、夏季は外気よりも低温になる地中の自然冷熱を熱交換に利用するものはどれか。
正解:クールピット
要点:クールピットは地中の自然冷熱で外気を冷やす空調方式
クールピットは、建物の地下に設けた空間(ピット)へ外気を通し、年間を通じて温度変化の小さい地中の熱を利用して空気を冷やしてから室内へ導入する仕組みである。夏季は外気より低温の地中で熱交換できるため、機械式空調の負荷を減らし省エネルギーにつながる。
出典:平成30年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 am2 問14(IPA)データセンタなどで用いられている環境に配慮した空調システムであり、夏季は外気よりも低温になる地中の自然冷熱を熱交換に利用するものはどれか。
正解:クールピット
要点:地中の安定した温度を冷熱源に使う空調方式がクールピット
クールピットは、建物の地下に設けたピット(空間)へ外気を通し、年間を通じて温度変化の小さい地中の熱で外気を予冷・予熱してから空調に取り込む方式である。夏季は外気より低い地中温度を冷熱源として利用でき、空調機の負荷を下げられる。フリークーリングは外気そのものが低温な時期にその冷たさを使う方式で、熱源が地中ではない点が異なる。
出典:令和3年度 春期 ITサービスマネージャ試験 am2 問12(IPA)データセンターなどで用いられている環境に配慮した空調システムであり、夏季は外気よりも低温になる地中と外気との温度差を熱交換に利用するものはどれか。
正解:クールピット
要点:地中との温度差を熱交換に使う空調方式がクールピット
クールピットは、建物の地下に設けたピットへ外気を通し、年間を通じて温度変化の小さい地中の熱と熱交換させてから空調に取り込む方式である。夏季は外気より低い地中温度を冷熱源として利用でき、空調機の負荷を下げられる。フリークーリングは外気そのものが低温な時期にその冷たさを直接利用する方式で、熱源が地中ではない点が異なる。
出典:令和5年度 春期 ITサービスマネージャ試験 am2 問13(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。