インシデントレスポンスとは?
インシデントレスポンスとは、セキュリティインシデント(不正アクセスやウイルス感染、情報漏えいなど)が発生した際に、被害の拡大防止と早期復旧を図るための一連の対応活動。一般に「検知」「初動対応(トリアージ)」「封じ込め」「根絶」「復旧」「再発防止(事後分析)」という流れで進められる。あらかじめ対応手順を定め訓練しておくことで、実際の発生時に混乱なく迅速に動けるようにすることが重要である。
応用情報技術者試験の過去問では3回出題されています(2021年度〜2023年度)。
いんしでんとれすぽんす
インシデントレスポンスの意味
セキュリティインシデント(不正アクセスやウイルス感染、情報漏えいなど)が発生した際に、被害の拡大防止と早期復旧を図るための一連の対応活動。一般に「検知」「初動対応(トリアージ)」「封じ込め」「根絶」「復旧」「再発防止(事後分析)」という流れで進められる。あらかじめ対応手順を定め訓練しておくことで、実際の発生時に混乱なく迅速に動けるようにすることが重要である。
インシデントレスポンスの具体例
社内サーバがランサムウェアに感染した際、担当者がまずネットワークからそのサーバを切り離し(封じ込め)、被害範囲を調査したうえでバックアップから復旧する。
インシデントレスポンスは試験でどう引っ掛けられる?
「検知したらまず原因究明から始める」と誤解しやすいが、実際には被害拡大を防ぐ封じ込めを優先することが多い。
インシデントレスポンスと関連する用語
インシデントレスポンスが出た過去問
JPCERTコーディネーションセンターの説明はどれか。
正解:特定の政府機関や企業から独立した組織であり、国内のコンピュータセキュリティインシデントに関する報告の受付、対応の支援、発生状況の把握、手口の分析、再発防止策の検討や助言を行っている。
要点:JPCERT/CCは中立の立場でインシデント対応を調整する組織
JPCERT/CCは特定の政府機関や企業から独立した中立の民間組織で、国内で発生したコンピュータセキュリティインシデントの報告を受け付け、対応の調整や支援、手口の分析、再発防止策の助言などを行う。海外のCSIRTとの連絡窓口も担う。
出典:令和3年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問42(IPA)組織的なインシデント対応体制の構築を支援する目的でJPCERTコーディネーションセンターが作成したものはどれか。
正解:CSIRTマテリアル
要点:CSIRTマテリアルはJPCERT/CCのCSIRT構築支援資料
CSIRTマテリアルは、JPCERTコーディネーションセンターが公開している、組織内CSIRTの構築・運用を支援する資料群です。構想・構築・運用の各フェーズごとに、体制づくりや手順の整備に必要な考え方と文書のひな型がまとめられています。
出典:令和4年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問39(IPA)JPCERTコーディネーションセンター“CSIRTガイド(2021年11月30日)”では、CSIRTを機能とサービス対象によって六つに分類しており、その一つにコ…
正解:機能:インシデント対応の中で、CSIRT間の情報連携、調整を行う。/サービス対象:他のCSIRT
要点:コーディネーションセンターはCSIRT間の調整役を担う
コーディネーションセンターは、複数のCSIRTの間に立ってインシデント対応の情報連携や調整を行うCSIRTであり、サービス対象は他のCSIRTである。組織をまたぐインシデントで窓口となり、関係するCSIRTへ情報を橋渡しする役割を担う。国や地域を対象に分析・注意喚起を行う分析センターや、製品利用者を対象とするベンダチームとは区別される。
出典:令和5年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問39(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。