オブジェクト指向の三大特徴(継承・カプセル化・多相性)とは?
オブジェクト指向の三大特徴(継承・カプセル化・多相性)とは、オブジェクト指向設計の代表的な3つの性質。継承は既存クラスの性質を引き継いで新しいクラスを作る仕組み、カプセル化はデータと処理をひとまとめにし内部の詳細を外部から隠す仕組み、多相性(ポリモーフィズム)は同じ呼び出し方で対象ごとに異なる動作をさせられる仕組み。
応用情報技術者試験の過去問では2回出題されています(2023年度〜2024年度)。
おぶじぇくとしこうのさんだいとくちょう
オブジェクト指向の三大特徴(継承・カプセル化・多相性)の意味
オブジェクト指向設計の代表的な3つの性質。継承は既存クラスの性質を引き継いで新しいクラスを作る仕組み、カプセル化はデータと処理をひとまとめにし内部の詳細を外部から隠す仕組み、多相性(ポリモーフィズム)は同じ呼び出し方で対象ごとに異なる動作をさせられる仕組み。
オブジェクト指向の三大特徴(継承・カプセル化・多相性)の具体例
「動物」クラスを継承した「犬」クラスと「猫」クラスがそれぞれ独自の「鳴く」処理を実装していても、呼び出す側は同じ「鳴く」というメソッド名で呼び出すだけでよいのが多相性の効果。
オブジェクト指向の三大特徴(継承・カプセル化・多相性)は試験でどう引っ掛けられる?
カプセル化を「データの暗号化」と誤解しやすいが、隠すのは内部の実装であって値ではない。多相性は同名メソッドを子クラスで再定義するオーバーライドで実現する。引数の型や個数を変えて同名メソッドを併存させるオーバーロードとは別物。
オブジェクト指向の三大特徴(継承・カプセル化・多相性)と関連する用語
オブジェクト指向の三大特徴(継承・カプセル化・多相性)が出た過去問
1個のTCPパケットをイーサネットに送出したとき、イーサネットフレームに含まれる宛先情報の、送出順序はどれか。
正解:宛先MACアドレス、宛先IPアドレス、宛先ポート番号
要点:カプセル化により、外側の層のヘッダーから順に送出される
イーサネットフレームは外側の層のヘッダーから順に送出される。先頭にデータリンク層のイーサネットヘッダー(宛先MACアドレス)が置かれ、続いてネットワーク層のIPヘッダー(宛先IPアドレス)、その次にトランスポート層のTCPヘッダー(宛先ポート番号)が現れる。カプセル化の階層が外側から内側へ並ぶ順である。
出典:令和5年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問33(IPA)オブジェクト指向におけるクラス間の関係のうち、適切なものはどれか。
正解:サブクラスではスーパークラスの操作を再定義することができる。
要点:サブクラスは継承した操作を再定義でき多相性の基礎になる
オブジェクト指向では、サブクラスはスーパークラスの属性と操作を継承したうえで、同じシグネチャの操作を自分用に再定義できる。これをオーバーライド(操作の再定義)と呼び、同じメッセージに対してクラスごとに異なる振る舞いをさせる多相性(ポリモーフィズム)を実現する土台となる。
出典:令和6年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問45(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。