サイバーキルチェーンとは?
サイバーキルチェーンとは、標的型攻撃を偵察、武器化、配送、攻撃(脆弱性の実行)、インストール、遠隔操作、目的の実行という段階に分けて捉えるモデル。どの段階でも断ち切れば被害を止められるという発想で、段階ごとに検知・防御の手段を配置する考え方の土台になる。
応用情報技術者試験の過去問では2回出題されています(2022年度〜2025年度)。
さいばーきるちぇーん
サイバーキルチェーンの意味
標的型攻撃を偵察、武器化、配送、攻撃(脆弱性の実行)、インストール、遠隔操作、目的の実行という段階に分けて捉えるモデル。どの段階でも断ち切れば被害を止められるという発想で、段階ごとに検知・防御の手段を配置する考え方の土台になる。
サイバーキルチェーンの具体例
配送段階はメールフィルタ、インストール段階はEDRによる不審プロセス検知、遠隔操作段階は外向き通信の監視で断つ、といった具合に対策を割り当てる。入口対策だけでなく出口対策や内部対策が必要になる根拠がこのモデルで説明できる。
サイバーキルチェーンは試験でどう引っ掛けられる?
段階の順序を問う出題があり、「遠隔操作(C&C通信)」は侵入直後ではなくインストール後に来る。また入口で必ず止められる前提の対策設計は、段階を断つという趣旨に反するため誤りとされる。
サイバーキルチェーンと関連する用語
サイバーキルチェーンが出た過去問
サイバーキルチェーンの偵察段階に関する記述として、適切なものはどれか。
正解:攻撃対象企業の社員のSNS上の経歴、肩書などを足がかりに、関連する組織や人物の情報を洗い出す。
要点:サイバーキルチェーンの偵察は攻撃前の情報収集段階
サイバーキルチェーンは攻撃の流れを段階に分けて捉えるモデルで、最初の偵察(Reconnaissance)段階では、まだ標的の情報を集めるだけで直接の攻撃行為は行わない。公開情報やSNSから組織の構成、社員の役職や人間関係を調べ、後の攻撃で使う手がかりを整える。侵入や感染はその後の段階にあたる。
出典:令和4年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問37(IPA)サイバー攻撃の攻撃段階をモデル化したサイバーキルチェーンにおいて、“エクスプロイト”に該当する行為はどれか。
正解:標的とする組織のPCでOSの脆弱性を悪用し、攻撃ツールを実行させる。
要点:エクスプロイトは脆弱性を突いて攻撃コードを実行させる段階
サイバーキルチェーンは偵察・武器化・配送・エクスプロイト・インストール・遠隔操作・目的の実行という段階で攻撃を捉えるモデルである。エクスプロイトは、配送した攻撃コードが標的の脆弱性を突いて実際に実行される段階を指す。
出典:令和7年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問36(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。