テストダブル(スタブ・ドライバ・モック)とは?
テストダブル(スタブ・ドライバ・モック)とは、テスト対象を単独で動かすため、本物の代わりに置く部品の総称。スタブは呼ばれる側(下位モジュール)の代役で決まった値を返す。ドライバは呼ぶ側(上位モジュール)の代役でテスト対象を起動する。モックは呼ばれ方(回数・引数)そのものを検証する点で他と異なる。
応用情報技術者試験の過去問では5回出題されています(2016年度〜2025年度)。
てすとだぶる
テストダブル(スタブ・ドライバ・モック)の意味
テスト対象を単独で動かすため、本物の代わりに置く部品の総称。スタブは呼ばれる側(下位モジュール)の代役で決まった値を返す。ドライバは呼ぶ側(上位モジュール)の代役でテスト対象を起動する。モックは呼ばれ方(回数・引数)そのものを検証する点で他と異なる。
テストダブル(スタブ・ドライバ・モック)の具体例
決済APIを呼ぶ処理の試験では、成功・与信否認・タイムアウトを返すスタブに差し替えれば、本物では再現しにくい異常系まで確実に試せる。トップダウン結合テストではスタブ、ボトムアップではドライバが必要になる、という対応も押さえておく。
テストダブル(スタブ・ドライバ・モック)は試験でどう引っ掛けられる?
スタブとドライバの向きの取り違えが頻出。作る手間の比較でも問われ、一般にドライバのほうが単純で用意しやすい。またモックを使いすぎると内部の呼出し手順にテストが縛られ、リファクタリングのたびにテストが壊れる副作用がある。
テストダブル(スタブ・ドライバ・モック)と関連する用語
テストダブル(スタブ・ドライバ・モック)が出た過去問
故障率曲線において、図中のAの期間に実施すべきことはどれか。
正解:対象の機器・部品が、様々な環境条件の下で使用されているうちに、偶発的に故障が発生するので、予備部品などを用意しておく。
要点:偶発故障期は予備品確保など発生に備える対策が中心
故障率曲線(バスタブ曲線)の中央にあたる平坦な区間は偶発故障期で、初期不良も摩耗も落ち着き、故障が偶然に低い確率で発生する期間です。原因を特定して減らすことが難しいため、予備部品を用意して交換で早期復旧できる体制を整えるなど、発生に備える対策が中心になります。試運転は初期故障期、部品交換による保全は摩耗故障期の対応です。
出典:平成28年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問75(IPA)テストで使用されるスタブ又はドライバの説明のうち、適切なものはどれか。
正解:ドライバは、引数を渡してテスト対象モジュールを呼び出す。
要点:ドライバは上位から呼び出し、スタブは下位で呼び出される
ドライバはテスト対象モジュールの上位に置く仮のモジュールで、引数を与えてテスト対象を呼び出し、結果を受け取る。逆にスタブは下位に置く仮のモジュールで、テスト対象から呼び出されて所定の値を返す。ボトムアップテストではドライバを、トップダウンテストではスタブを用いる。
出典:平成29年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問47(IPA)セキュアブートの説明はどれか。
正解:PCの起動時にOSのプログラムやドライバのデジタル署名を検証し、デジタル署名が有効なものだけを実行することによって、OS起動完了前のマルウェアの実行を防ぐ技術
要点:セキュアブートは署名検証で起動前のマルウェア実行を防ぐ
セキュアブートは、PCの起動過程でOSのローダーやカーネル、ドライバに付与されたデジタル署名を検証し、正当な署名をもつものだけを実行する仕組みである。改ざんされたプログラムや署名のないプログラムは実行されないため、OSが立ち上がる前にマルウェアが動き出すことを防げる。UEFIファームウェアの機能として実装される。
出典:令和5年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問42(IPA)ディープフェイクを悪用した攻撃に該当するものはどれか。
正解:AI技術によって加工したCEOの音声を使用して従業員に電話をかけ、指定した銀行口座に送金するよう指示した。
要点:ディープフェイクはAIで顔や声を偽造しなりすます攻撃
ディープフェイクは、AI(深層学習)を用いて実在する人物の顔や声を精巧に偽造する技術である。これを悪用した攻撃とは、偽造した経営者の音声や映像で本人になりすまし、送金などを指示する類の詐欺を指す。他の選択肢はランサムウェアや詐欺メール、不正ログインであり、生成技術による偽造とは異なる。
出典:令和6年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問39(IPA)デジタル署名が付与されたソフトウェアをインストールするときに、そのソフトウェアの発行元を確認するために使用する証明書はどれか。
正解:コードサイニング証明書
要点:コードサイニング証明書はソフトウェアの発行元と非改ざんを証明する
コードサイニング証明書は、ソフトウェアやドライバの開発元が誰であるかを証明し、配布後に改ざんされていないことを検証するための証明書である。開発元が秘密鍵でプログラムに署名し、利用者はインストール時に証明書で発行元を確認できる。
出典:令和7年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問37(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。