リーダーシップ理論(PM理論・SL理論)とは?
リーダーシップ理論(PM理論・SL理論)とは、管理者の行動類型を説明する理論群。PM理論は目標達成機能(P)と集団維持機能(M)の二軸で四類型に分け、両方が高いPM型を理想とする。SL理論は部下の成熟度に応じて指示型→説得型→参加型→委任型とスタイルを変えるべきだとする状況適応型の考え方である。
応用情報技術者試験の過去問では6回出題されています(2016年度〜2023年度)。
りーだーしっぷりろん
リーダーシップ理論(PM理論・SL理論)の意味
管理者の行動類型を説明する理論群。PM理論は目標達成機能(P)と集団維持機能(M)の二軸で四類型に分け、両方が高いPM型を理想とする。SL理論は部下の成熟度に応じて指示型→説得型→参加型→委任型とスタイルを変えるべきだとする状況適応型の考え方である。
リーダーシップ理論(PM理論・SL理論)の具体例
新設した開発チームでは経験の浅いメンバーが多く、レビュー基準や手順を細かく示す指示型で運用した。半年後に自走できるようになった時点で、日次の作業指示をやめ結果責任だけを委ねる委任型へ切り替え、リーダーは他部門との調整に時間を使えるようになった。
リーダーシップ理論(PM理論・SL理論)は試験でどう引っ掛けられる?
SL理論の「成熟度」は年齢や社歴ではなく、その仕事に対する能力と意欲を指す。ベテランでも初めて扱う技術なら指示型が適する。「参加型が常に最良」と読ませる選択肢は典型的な誤りで、成熟度が低い段階では指示型が正しい。PM理論のP型は成果重視、M型は人間関係重視、pm型(両方低い)が最も望ましくない類型で、PM型が理想とされるが状況によりPm型が機能する局面もある。またPの目標達成機能は生産性そのものではなく、目標達成に向けた働きかけ行動を指す。どちらも行動論・状況論であり、優れたリーダーの資質を列挙した特性理論と取り違える選択肢が定番。リーダーシップは職位ではなく行動の型である点も押さえる。
リーダーシップ理論(PM理論・SL理論)と関連する用語
リーダーシップ理論(PM理論・SL理論)が出た過去問
リーダに求められる機能として,PM理論がある。P機能(Performance function)が大きく,M機能(Maintenance function)が小…
正解:目標達成を急ぐ余り,一部のメンバの意見を中心にまとめてしまうので,他のメンバから抵抗を受けることが多い。
要点:PM理論のPm型は成果重視で人間関係の配慮が弱い
PM理論では、目標達成を推し進めるP機能と、集団をまとめ人間関係を保つM機能の強弱でリーダを4類型に分ける。P大・M小のPm型は成果を急ぐあまり配慮を欠き、メンバの反発を招きやすい。
出典:平成28年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問75(IPA)リーダシップ論のうち、ハーシイ&ブランチャードが提唱するSL理論の特徴はどれか。
正解:リーダシップの有効性は、部下の成熟(自律性)の度合いという状況要因に依存するとしている。
要点:SL理論は部下の成熟度に応じてリーダシップを変える
SL理論(Situational Leadership、状況対応型リーダシップ)は、唯一最適なリーダシップは存在せず、有効なスタイルは部下の成熟度(能力と意欲、自律性)によって変わるとする理論である。成熟度が低い段階では指示的に、高まるにつれて委任的に切り替えるのが望ましいとされる。特性論や行動論、コンティンジェンシー理論との違いを押さえたい。
出典:令和3年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問74(IPA)ハーシィ及びブランチャードが提唱したSL理論の説明はどれか。
正解:教示的,説得的,参加的,委任的の四つに、部下の成熟度レベルによって、リーダシップスタイルを分類した理論
要点:SL理論は部下の成熟度でリーダシップを使い分ける
SL理論は、有効なリーダシップのスタイルは部下の成熟度によって変わるとする状況適合理論である。成熟度が低い段階では細かく指示する教示的、次に説得的、参加的と移行し、十分に成熟した段階では権限を委ねる委任的が適切になる。
出典:令和3年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問75(IPA)ハーシィとブランチャードが提唱したSL理論の説明はどれか。
正解:教示的、説得的、参加的、委任的の四つに、部下の成熟度レベルによって、リーダーシップスタイルを分類した理論
要点:SL理論は部下の成熟度でリーダーシップを変える
SL理論(Situational Leadership)は、有効なリーダーシップのスタイルは部下の成熟度によって変わるとする考え方です。成熟度が低い段階では具体的に指示する教示的、次に説得的、参加的と移り、成熟度が高くなれば権限を委ねる委任的へと変えていきます。
出典:令和4年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問74(IPA)リーダシップ論のうち、PM理論の特徴はどれか。
正解:リーダシップのスタイルについて、目標達成能力と集団維持能力の二つの次元に焦点を当てている。
要点:PM理論は目標達成機能と集団維持機能の2軸で捉える
PM理論は、リーダの行動を目標達成に向けて働きかけるP機能(Performance)と、集団の人間関係を保ち維持するM機能(Maintenance)の2つの軸で捉える理論である。両機能の強弱の組合せでPM型、Pm型、pM型、pm型に分類し、双方が強いPM型が最も望ましいとする。
出典:令和4年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問75(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。