仮想化とは?
仮想化とは、物理的な資源を論理的に分割・統合して扱う技術。1台の物理サーバ上に複数の仮想マシンを動かすことで、資源利用率を高め、サーバ集約(サーバコンソリデーション)による管理コスト削減を実現する。
応用情報技術者試験の過去問では8回出題されています(2018年度〜2025年度)。
かそうか
仮想化の意味
物理的な資源を論理的に分割・統合して扱う技術。1台の物理サーバ上に複数の仮想マシンを動かすことで、資源利用率を高め、サーバ集約(サーバコンソリデーション)による管理コスト削減を実現する。
仮想化の具体例
ハイパバイザ型は各仮想マシンがゲストOSを持つ。コンテナ型はホストOSのカーネルを共有しゲストOSを持たないため、起動が速く軽量。
仮想化は試験でどう引っ掛けられる?
ライブマイグレーションは、稼働中の仮想マシンを停止させずに別の物理サーバへ移す機能。保守時の無停止移行に使う。
仮想化と関連する用語
仮想化が出た過去問
A社は,自社がオンプレミスで運用している業務システムを,クラウドサービスへ段階的に移行する。段階的移行では,初めにネットワークとサーバをIaaSに移行し,次に全…
正解:IaaSへの移行によって不要となる作業:②,③/PaaSへの移行によって不要となる作業:④
要点:IaaSでハードウェア運用、PaaSでOS・ミドルウェア運用が事業者側に移る
IaaSでは物理的なハードウェアと仮想化基盤を事業者が持つため、物理サーバの起動・停止操作や、機器の保守ランプを目視で確認する作業は利用者側で不要になる。次にPaaSへ移行するとOSやミドルウェアの管理も事業者側になるので、ミドルウェアへのパッチ適用が不要になる。一方、業務アプリのバッチジョブ監視はどちらの移行でも利用者の責任として残る。
出典:令和7年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問56(IPA)テレワークで活用しているVDIに関する記述として、適切なものはどれか。
正解:PC環境を仮想化してサーバ上に置くことで、社外から端末の種類を選ばず自分のデスクトップPC環境として利用できるシステム
要点:VDIはデスクトップ環境をサーバに集約し画面転送で使う
VDI(仮想デスクトップ基盤)は、利用者のデスクトップ環境をサーバ上の仮想マシンとして集約し、手元の端末には画面を転送して操作する仕組みである。データが端末に残らないため情報漏えいのリスクを抑えられ、社外からでも普段と同じ環境を利用できる。テレワークの基盤としてよく採用される。
出典:令和3年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問61(IPA)ストレージ技術におけるシンプロビジョニングの説明として,適切なものはどれか。
正解:利用者の要求に対して仮想ボリュームを提供し,物理ディスクは実際の使用量に応じて割り当てる。
要点:シンプロビジョニングは物理容量を実使用分だけ後追いで割り当てる。
シンプロビジョニングは、利用者に対しては大きな容量の仮想ボリュームを見せつつ、物理ディスクは実際に書き込まれた分だけ順次割り当てる仮想化技術である。あらかじめ全容量を確保するシックプロビジョニングと比べ、未使用領域を抱え込まずに済むためディスクの利用効率が高まる。ただし物理容量が枯渇しないよう使用量の監視が必要になる。
出典:平成30年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問11(IPA)ETSI(欧州電気通信標準化機構)によって提案されたNFV(Network Functions Virtualisation)に関する記述として、適切なものはど…
正解:仮想化技術を利用し、ネットワーク機能を汎用サーバ上にソフトウェアとして実現したコンポーネントを用いることによって、柔軟なネットワーク基盤を構築する。
要点:NFVはネットワーク機能を汎用サーバ上のソフトで実現する
NFV(ネットワーク機能仮想化)は、ルータやファイアウォールなど従来は専用機器で実現していたネットワーク機能を、仮想化技術によって汎用サーバ上のソフトウェアとして動かす考え方である。機器調達を待たずに機能の追加・変更・増減ができ、柔軟で経済的なネットワーク基盤を構築できる。
出典:平成30年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問32(IPA)複数のサーバを用いて構築されたシステムに対するサーバコンソリデーションの説明として、適切なものはどれか。
正解:仮想化ソフトウェアを利用して元のサーバ数よりも少なくすることによって、サーバ機器の管理コストを削減する。
要点:サーバ統合は仮想化で台数を集約し運用コストを下げる
サーバコンソリデーション(サーバ統合)は、分散していた複数のサーバを仮想化などによって少ない台数のハードウェアに集約する取組みである。設置スペース・電力・運用管理の手間が減り、資源の使用率も向上するため、管理コストの削減につながる。
出典:令和2年度 10月 応用情報技術者試験 午前 問13(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。