依存関係(FS・SS・FF・SF)とは?
依存関係(FS・SS・FF・SF)とは、プレシデンスダイアグラム法で用いる、2つの作業の前後関係の型。先行作業が終わってから後続作業を開始する「終了-開始(FS)」、同時に開始する「開始-開始(SS)」、同時に終了する「終了-終了(FF)」、先行作業が終わるまでに後続作業を終える「開始-終了(SF)」の4種類。FSが最も一般的。
応用情報技術者試験の過去問では13回出題されています(2016年度〜2025年度)。
いぞんかんけい
依存関係(FS・SS・FF・SF)の意味
プレシデンスダイアグラム法で用いる、2つの作業の前後関係の型。先行作業が終わってから後続作業を開始する「終了-開始(FS)」、同時に開始する「開始-開始(SS)」、同時に終了する「終了-終了(FF)」、先行作業が終わるまでに後続作業を終える「開始-終了(SF)」の4種類。FSが最も一般的。
依存関係(FS・SS・FF・SF)の具体例
"システム要件定義プロセス"が完了すれば"システム方式設計プロセス"を開始できるという関係は、終了-開始(FS)の依存関係にあたる。
依存関係(FS・SS・FF・SF)は試験でどう引っ掛けられる?
「開始-開始(SS)」は2つの作業が同時に始まる関係であり、片方が終わってから始める「終了-開始(FS)」と混同しやすい。
依存関係(FS・SS・FF・SF)と関連する用語
依存関係(FS・SS・FF・SF)が出た過去問
次のプレシデンスダイアグラムで表現されたプロジェクトスケジュールネットワーク図を、アローダイアグラムに書き直したものはどれか。ここで、プレシデンスダイアグラムの…
正解:イ:Aの終了ノード(Cの開始ノード)から、Fの開始ノード(Dの終了ノード)へダミー作業(点線)が1本引かれている構成
要点:アローダイアグラムで追加の依存関係を表すときはダミー作業を使う
元のプレシデンスダイアグラムでは、作業FがDの完了に加えてAの完了にも依存している。アローダイアグラムでこの依存を表すには、Aの終了ノードからFの開始ノード(Dの終了ノード)へ向けてダミー作業を1本引けばよい。ダミーは所要時間ゼロで、順序関係だけを表す矢印である。
出典:平成29年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問53(IPA)図は、実施する三つのアクティビティについて、プレシデンスダイアグラム法を用いて、依存関係及び必要な作業日数を示したものである。全ての作業を完了するのに必要な日数…
正解:12
要点:リードは前倒し、ラグは後ろ倒しとして最早日程を計算する
Aは6日で終わる。A→Bは終了-開始関係でリード2日なので、Bは6-2=4日目終了時点から開始でき、7日かけて11日目に終わる。B→Cは開始-開始関係でラグ3日なので、CはBの開始から3日後(4+3=7)から始まり、5日かけて12日目に終わる。最も遅い終了が全体の所要日数となり12日である。
出典:令和2年度 10月 応用情報技術者試験 午前 問53(IPA)次のプレシデンスダイアグラムで表現されたプロジェクトスケジュールネットワーク図を、アローダイアグラムに書き直したものはどれか。ここで、プレシデンスダイアグラムの…
正解:A→Cの後の結合点からFの直前の結合点へダミー作業(破線矢印)が1本引かれ、A→C→E→G、B→D→F→Hがそれぞれ終了に合流するアローダイアグラム
要点:アローダイアグラムでは経路をまたぐ先行関係をダミーで表す
プレシデンスダイアグラムでは作業をノードで表すため、1つの作業から複数の後続へ分岐しても矢印を足すだけでよい。一方アローダイアグラムは作業を矢印、結合点をノードで表すので、他の経路にまたがる先行関係はダミー作業(破線)で表現する必要がある。ここではAの完了がC側の経路だけでなくFの開始条件にもなっているため、ダミー作業を1本だけ追加した図が正しい。
出典:令和3年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問52(IPA)図は、実施する三つのアクティビティについて、プレシデンスダイアグラム法を用いて、依存関係及び必要な作業日数を示したものである。全ての作業を完了するための所要日数…
正解:12
要点:リードは後続の前倒し、ラグは後続の遅延を表す
Aは6日で、リード2日によりBはAの終了2日前、すなわち開始から4日目に着手でき、7日かかるので11日目に終わります。CはBの開始からラグ3日後、つまり7日目に着手して5日かかるため12日目に終わります。両者のうち遅い方が全体の完了日なので、最少所要日数は12日です。
出典:令和4年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問52(IPA)事業目標達成のためのプログラムマネジメントの考え方として、適切なものはどれか。
正解:活動全体を複数のプロジェクトの結合体と捉え、複数のプロジェクトの連携、統合、相互作用を通じて価値を高め、組織全体の戦略の実現を図る。
要点:プログラムマネジメントは複数プロジェクトの統合で価値を高める
プログラムマネジメントは、事業目標の達成のために関係する複数のプロジェクトをひとまとまりとして扱い、それらの連携や統合によって個別に進めるより大きな価値を生み出す考え方である。プロジェクト間の依存関係や資源の調整を通じて、組織戦略の実現につなげる点が特徴である。個々のプロジェクト管理やPMOの役割とは区別する。
出典:令和3年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問63(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。