分析手法(クラスタ分析・コンジョイント分析)とは?
分析手法(クラスタ分析・コンジョイント分析)とは、クラスタ分析は、多数の対象を類似性に基づいていくつかの群に自動的に分類する手法。コンジョイント分析は、複数の属性を組み合わせた案を提示して選好を答えてもらい、どの属性をどれだけ重視しているかを推定する手法。
応用情報技術者試験の過去問では5回出題されています(2018年度〜2025年度)。
ぶんせきしゅほう
分析手法(クラスタ分析・コンジョイント分析)の意味
クラスタ分析は、多数の対象を類似性に基づいていくつかの群に自動的に分類する手法。コンジョイント分析は、複数の属性を組み合わせた案を提示して選好を答えてもらい、どの属性をどれだけ重視しているかを推定する手法。
分析手法(クラスタ分析・コンジョイント分析)の具体例
クラスタ分析で顧客をタイプ別に分け、コンジョイント分析で「価格と機能のどちらを重視するか」を数値化して製品仕様を決める。
分析手法(クラスタ分析・コンジョイント分析)は試験でどう引っ掛けられる?
クラスタ分析は分類の基準を与えずに、似たものどうしを自動でまとめる手法。あらかじめ決めた区分へ振り分ける判別分析とは向きが逆で、「既存の顧客区分に新規顧客を割り当てる」はクラスタ分析ではない。コンジョイント分析は属性の重要度(何をどれだけ重視するか)を推定する手法で、顧客をグループ分けする手法ではない。
分析手法(クラスタ分析・コンジョイント分析)と関連する用語
分析手法(クラスタ分析・コンジョイント分析)が出た過去問
観測データを類似性によって集団や群に分類し,その特徴となる要因を分析する手法はどれか。
正解:クラスタ分析法
要点:クラスタ分析は類似性でデータを群分けし特徴を探る手法。
クラスタ分析法は、個々の観測データ間の類似度や距離を基準に、似たもの同士をまとめて集団(クラスタ)へ分類する多変量解析の手法である。分類の結果を見ることで、各集団を特徴づける要因を読み取れる。顧客のセグメンテーションなどに用いられる。
出典:平成30年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問69(IPA)コンジョイント分析の説明はどれか。
正解:商品がもつ価格、デザイン、使いやすさなど、購入者が重視している複数の属性の組合せを分析する手法
要点:コンジョイント分析は属性の組合せから重視度を推定する
コンジョイント分析は、価格・デザイン・機能といった複数の属性を組み合わせた仮想の商品案を提示し、回答者の選好順位から各属性がどれだけ購買判断に効いているかを推定する手法です。属性ごとの重要度が数値化できるため、最適な仕様や価格の組合せを設計するのに使われます。
出典:令和4年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問69(IPA)データ分析手法の一つである、アソシエーション分析はどれか。
正解:商品を購買するときの関連性や同時性などのルールを購買データに基づいて見いだすなど、データ間の統計的なパターンや、意味のある関連性を抽出する。信頼度、支持度及びリフト値によってルールを評価し、有効性を確認する。
要点:アソシエーション分析は支持度・信頼度・リフト値で関連ルールを評価
アソシエーション分析は、大量の取引データから「Xを買う人はYも買う」といった同時購買や関連のルールを見つけ出す手法で、マーケットバスケット分析とも呼ばれる。抽出したルールの有効性は、そのルールが現れる割合を示す支持度、Xを買った人のうちYも買った割合である信頼度、偶然と比べてどれだけ起こりやすいかを示すリフト値で評価する。よってイが正解。
出典:令和7年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問63(IPA)信頼性工学の視点で行うシステム設計において、発生し得る障害の原因を分析する手法であるFTAの説明はどれか。
正解:障害と、その中間的な原因から基本的な原因までの全ての原因とを列挙し、それらをゲート(論理を表す図記号)で関連付けた樹形図で表す。
要点:FTAは障害を頂点に原因を樹形図で展開する分析手法
FTA(Fault Tree Analysis、故障の木解析)は、望ましくない事象を頂点に置き、その原因を段階的に下へ展開してAND・ORのゲートで結んだ樹形図を作る手法です。結果から原因へたどるトップダウンの分析であり、発生確率を与えれば定量的な評価もできます。
出典:令和4年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問47(IPA)複数の変数をもつデータに対する分析手法の記述のうち、主成分分析はどれか。
正解:変数を統合した新たな変数を使用して、データがもつ変数の数を減らす方法
要点:主成分分析は変数を合成して次元を削減する手法
主成分分析は、相関のある複数の変数を線形結合して互いに無相関な新しい変数(主成分)を作り、少数の主成分で元の情報をできるだけ保ったまま変数の数を減らす手法である。目的は次元の削減とデータの要約にある。観測変数の背後にある共通因子を推定する因子分析とは、目的も考え方も異なる。
出典:令和5年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問2(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。