検収基準(受入基準)とは?
検収基準(受入基準)とは、プロジェクトで作成した成果物が「完成した」と発注者に認めてもらい、正式に引き渡しを受けるために満たすべき条件をあらかじめ定めたもののこと。どのテストに合格すれば良いか、どの機能が動作すれば良いかといった客観的な合格ラインを事前に発注者と開発側で合意しておくことで、「完成したかどうか」の認識の食い違いによる納期遅延や追加対応の押し付け合いを防ぐことができる。検収基準はプロジェクトの計画段階でプロダクトスコープ記述書などと合わせて定義され、運用テスト(受入テスト)の合否判定にそのまま用いられることが多い。
応用情報技術者試験の過去問では2回出題されています(2020年度〜2021年度)。
けんしゅうきじゅん
検収基準(受入基準)の意味
プロジェクトで作成した成果物が「完成した」と発注者に認めてもらい、正式に引き渡しを受けるために満たすべき条件をあらかじめ定めたもののこと。どのテストに合格すれば良いか、どの機能が動作すれば良いかといった客観的な合格ラインを事前に発注者と開発側で合意しておくことで、「完成したかどうか」の認識の食い違いによる納期遅延や追加対応の押し付け合いを防ぐことができる。検収基準はプロジェクトの計画段階でプロダクトスコープ記述書などと合わせて定義され、運用テスト(受入テスト)の合否判定にそのまま用いられることが多い。
検収基準(受入基準)の具体例
発注者と開発ベンダーの間で「主要業務シナリオ50件のテストにすべて合格すること」「重大な不具合が0件であること」を検収基準として契約書に明記し、この基準を満たした時点で正式に検収・支払いを行う。
検収基準(受入基準)は試験でどう引っ掛けられる?
検収基準は発注者と開発側があらかじめ合意しておくべきものであり、成果物を提出した後になって検収する側が独自の基準を持ち出すことは本来のプロセスとしては望ましくない点が問われやすい。
検収基準(受入基準)と関連する用語
検収基準(受入基準)が出た過去問
PMBOKガイド第6版によれば、プロジェクト・スコープ記述書に記述する項目はどれか。
正解:プロジェクトからの除外事項
要点:スコープ記述書には成果物・受入基準と除外事項を書く
プロジェクト・スコープ記述書は、成果物の詳細な記述、受入基準、そしてプロジェクトから除外する事項や制約条件・前提条件を明確にする文書である。何をやらないかを書き残すことで、スコープの認識違いやスコープクリープを防ぐ。
出典:令和2年度 10月 応用情報技術者試験 午前 問51(IPA)アジャイル開発を対象とした監査の着眼点として、システム管理基準(平成30年)に照らして、適切なものはどれか。
正解:業務システムの開発チームは、実装された機能について利害関係者へのデモンストレーションを実施し、参加者からフィードバックを得ていること
要点:アジャイル監査では反復ごとのデモとフィードバックを確認する
アジャイル開発では、短い反復ごとに動くソフトウェアを利害関係者に見せ、フィードバックを取り込んで次の反復に生かすことが要となる。監査でも、こうした反復的な確認とフィードバックの仕組みが実際に機能しているかが着眼点になる。工程完了基準に沿った逐次進行を求めるのはウォータフォール型の観点であり、アジャイルの評価軸ではない。
出典:令和3年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問58(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。