プロジェクト・スコープ記述書とは?
プロジェクト・スコープ記述書とは、PMBOKにおいて、プロジェクトのスコープ(成果物、境界、除外事項、制約条件、前提条件など)を詳細に記述した文書。プロジェクト憲章より具体的な内容を持ち、以降のWBS作成の基礎になる。
応用情報技術者試験の過去問では66回出題されています(2016年度〜2025年度)。
ぷろじぇくとすこーぷきじゅつしょ
プロジェクト・スコープ記述書の意味
PMBOKにおいて、プロジェクトのスコープ(成果物、境界、除外事項、制約条件、前提条件など)を詳細に記述した文書。プロジェクト憲章より具体的な内容を持ち、以降のWBS作成の基礎になる。
プロジェクト・スコープ記述書の具体例
「対象業務範囲」「成果物一覧」「今回のプロジェクトに含まないもの(対象外事項)」「納期・予算などの制約」を文書として明記し、関係者間の認識を合わせる。
プロジェクト・スコープ記述書は試験でどう引っ掛けられる?
プロジェクト憲章と取り違えやすい。憲章はプロジェクトを正式に認可しプロジェクトマネージャーに権限を与える文書、スコープ記述書は成果物・境界・除外事項まで詳細に定めた文書。作成の順序は憲章→スコープ記述書→WBSで、この順序も入れ替えて出される。
プロジェクト・スコープ記述書と関連する用語
プロジェクト・スコープ記述書が出た過去問
PMBOKの統合変更管理プロセスにおいて、プロジェクトのプロダクト、サービス、所産、構成要素などに対する変更と実施状況を記録・報告したり、要求事項への適合性を検…
正解:コンフィギュレーション・マネジメント
要点:構成管理は成果物の変更を記録し適合性検証を支える
コンフィギュレーション・マネジメント(構成管理)は、成果物やその構成要素の情報を識別・記録し、変更の内容と実施状況を管理して、要求事項に適合しているかを検証する活動を支えます。PMBOKの統合変更管理では、変更要求の審査と併せてこの構成管理が働くことで、何がどのように変わったのかを常に把握できます。進捗と費用を統合的に評価するアーンド・バリュー・マネジメントとは目的が異なります。
出典:平成28年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問51(IPA)あるプロジェクトの作業が図のとおり計画されているとき、最短日数で終了するためには、作業Hはプロジェクトの開始から遅くとも何日後に開始しなければならないか。
正解:21
要点:最遅開始は終点から逆算した最遅時刻-所要日数
最早結合点時刻を求めると、作業Dの経路で結合点4が18日、そこから作業Gに12日かかるため、プロジェクト全体の最短完了は30日です。終点から逆にたどると、作業Iに4日必要なので結合点6の最遅時刻は26日となり、作業Hは5日かかるのでその開始は26−5=21日後までに始めればよいことになります。作業Hが乗る経路には余裕があるため、最早開始の12日より9日遅らせても全体には影響しません。
出典:平成28年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問52(IPA)過去のプロジェクトの開発実績から構築した作業配分モデルがある。システム要件定義からシステム内部設計までをモデルどおりに進めて228日で完了し、プログラム開発を開…
正解:150
要点:期間比から全体日数を割り出し、残工程の比率を足す
期間比の合計は1.00で、システム要件定義からシステム内部設計までは0.25+0.21+0.11=0.57にあたります。これが228日なので全体は228÷0.57=400日です。プログラム開発は0.11で44日、うち半数のプログラムが完了しているので残りは22日、以降のシステム結合が0.11で44日、システムテストが0.21で84日となります。合計すると22+44+84=150日です。
出典:平成28年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問53(IPA)システム監査報告書に記載された改善勧告への取組みに対する監査人のフォローアップとして、適切なものはどれか。
正解:改善勧告に対する被監査部門の改善実施状況を確認する。
要点:フォローアップは改善状況の確認にとどめ独立性を保つ
フォローアップは、改善勧告に対して被監査部門がどこまで対応したかを確認し、必要に応じて助言する活動です。改善そのものを実施したり、実施計画を策定したり、プロジェクトを管理したりすると、監査人が自ら手掛けた対象を評価することになり、監査の独立性・客観性が損なわれます。あくまで確認にとどめる点が重要です。
出典:平成28年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問59(IPA)あるプロジェクトのステークホルダとして,プロジェクトスポンサ,プロジェクトマネージャ,プロジェクトマネジメントオフィス及びプロジェクトマネジメントチームが存在す…
正解:プロジェクトマネジメントオフィス
要点:PMOは標準化・教育訓練・監視で組織横断的に支援する
プロジェクトマネジメントオフィス(PMO)は、個々のプロジェクトを直接率いる立場ではない。組織横断的にプロジェクトマネジメントの標準化を進め、教育訓練を行い、各プロジェクトの状況を監視・支援する役割を担う。これにより組織全体のマネジメント水準を底上げする。
出典:平成28年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問51(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。