業務要件・機能要件・非機能要件とは?
業務要件・機能要件・非機能要件とは、業務要件はシステムが支援すべき業務の内容・流れ、機能要件はシステムが備えるべき具体的な機能、非機能要件は性能・可用性・セキュリティなど機能以外に求められる品質水準を指す。
応用情報技術者試験の過去問では7回出題されています(2016年度〜2025年度)。
ぎょうむようけん・きのうようけん・ひきのうようけん
業務要件・機能要件・非機能要件の意味
業務要件はシステムが支援すべき業務の内容・流れ、機能要件はシステムが備えるべき具体的な機能、非機能要件は性能・可用性・セキュリティなど機能以外に求められる品質水準を指す。
業務要件・機能要件・非機能要件の具体例
「受注から出荷までを一気通貫で処理する」が業務要件、「受注データを自動でCSV出力する」が機能要件、「同時アクセス1,000件でも3秒以内に応答する」が非機能要件にあたる。非機能要件の定義では、性能・信頼性・セキュリティ・拡張性などの項目ごとに具体的な数値目標を定める作業を行う。
業務要件・機能要件・非機能要件は試験でどう引っ掛けられる?
応答速度・可用性・セキュリティ強度などの品質面の要求を、機能要件と取り違えないよう注意する。
業務要件・機能要件・非機能要件と関連する用語
業務要件・機能要件・非機能要件が出た過去問
システム管理基準(令和5年)における,ユーザ受入テストに関する監査のチェックポイントとして,適切なものはどれか。
正解:構築された情報システムに,業務要件が適切に反映されていることを確認するために,利用者の立場からテストされていること
要点:ユーザ受入テストは業務要件の充足を利用者の立場で確認する
ユーザ受入テストは、出来上がった情報システムが業務要件を満たしているかを、開発側ではなく利用者の立場から確認するテストである。したがって監査のチェックポイントも、業務要件が適切に反映されているかを利用者の視点で検証しているか、という点になる。
出典:令和7年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問60(IPA)非機能要件項目はどれか。
正解:システム基盤に関わる可用性、性能、拡張性、運用性、保守性、移行性、セキュリティ、システム環境などの項目
要点:非機能要件は可用性・性能・セキュリティなど品質面の要件
非機能要件は、システムが「何をするか」ではなく「どのように動くか」を定める要件で、可用性・性能・拡張性・運用性・保守性・移行性・セキュリティ・システム環境などが該当します。これらは主にシステム基盤の設計方針に直結します。業務手順や組織、システム機能の範囲、経営上の目標といった項目は、業務要件や機能要件の側に分類されます。
出典:平成28年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問65(IPA)業務要件定義において,業務フローを記述する際に,処理の分岐や並行処理,処理の同期などを表現できる図はどれか。
正解:アクティビティ図
要点:アクティビティ図は分岐・並行処理・同期を表せる業務フロー図
アクティビティ図は処理の流れを表すUMLの図で、条件による分岐と合流のほか、フォークとジョインによって複数の処理が並行して進む様子や、その同期を表現できる。業務フローの記述に適している。
出典:平成29年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問64(IPA)非機能要件の使用性に該当するものはどれか。
正解:4時間以内のトレーニングを受けることで、新しい画面を操作できるようになること
要点:使用性は習得しやすさや使いやすさに関する非機能要件
非機能要件の使用性(ユーザビリティ)は、利用者がシステムをどれだけ習得しやすく、間違いなく効率的に使えるかに関する要件である。短時間の訓練で操作できるようになるという習得しやすさの基準は、まさに使用性に当たる。処理時間は性能・拡張性、移行時間は移行性、災害時の復旧時間は可用性の要件に分類される。
出典:令和4年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問65(IPA)UMLの図のうち、業務要件定義において、業務フローを記述する際に使用する、処理の分岐や並行処理、処理の同期などを表現できる図はどれか。
正解:アクティビティ図
要点:業務フローの分岐・並行・同期はアクティビティ図で表す
アクティビティ図は、処理の流れを開始から終了まで順に表し、条件による分岐や合流、並行して行う処理の分割と同期をフォークやジョインで表現できる。このため業務の手順を可視化する業務フローの記述に適している。誰が行うかをレーンで区切って示すこともできる。
出典:令和4年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問66(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。