流れ図(フローチャート)とは?
流れ図(フローチャート)とは、処理の流れを、開始・終了、処理、判断(分岐)、繰り返しなどの図記号と矢印を使って視覚的に表した図。JIS規格で記号の形が定められている。
応用情報技術者試験の過去問では10回出題されています(2016年度〜2024年度)。
ながれず
流れ図(フローチャート)の意味
処理の流れを、開始・終了、処理、判断(分岐)、繰り返しなどの図記号と矢印を使って視覚的に表した図。JIS規格で記号の形が定められている。
流れ図(フローチャート)の具体例
ひし形は条件分岐(YES/NOで枝分かれ)、長方形は処理内容、矢印は処理の流れを表す。プログラムを書く前に処理手順を整理するために使われる。
流れ図(フローチャート)は試験でどう引っ掛けられる?
記号の意味の取り違えが定番。長方形は処理、ひし形は判断(分岐)で条件の真偽により2本の線が出る。データの流れを描くDFDや、データ同士の関係を描くE-R図とは目的そのものが別物。
流れ図(フローチャート)が出た過去問
流れ図に示す処理の動作の記述として,適切なものはどれか。ここで,二重線は並列処理の同期を表す。
正解:Aの後にBC又はCB,BC又はCB,…と繰り返して実行する。
要点:二重線は並列処理の分岐と合流の待ち合わせを表す
最初の同期バーでBとCへ並列に分岐し、両方の完了を下の同期バーで待ち合わせてから、再び分岐点へ戻るループ構造になっている。したがってAの後、BとCが同期を取りながら並行実行される組が繰り返される。
出典:平成28年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問6(IPA)次の流れ図の処理で,終了時のxに格納されているものはどれか。ここで,与えられたa,bは正の整数であり,mod(x,y)はxをyで割った余りを返す。
正解:aとbの最大公約数
要点:剰余を繰り返して余り0で止める処理は最大公約数を求める
xをyで割った余りをtとし、x←y、y←tを繰り返してy=0で止める処理は、ユークリッドの互除法そのものである。終了時のxには、a と b の最大公約数が残る。
出典:平成29年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問6(IPA)流れ図において,分岐網羅を満たし,かつ,条件網羅を満たすテストデータの組みはどれか。
正解:(x=1,y=2) と (x=0,y=1) と (x=0,y=2)
要点:分岐網羅は判定の真偽、条件網羅は各条件の真偽を通すこと
分岐網羅は各判定が真になる場合と偽になる場合を通すこと、条件網羅は判定を構成する個々の条件が真と偽の両方を取ることを求める。三つのデータを使うと、一つ目の判定が真と偽の両方を通り、二つ目の判定も真と偽を通り、さらに三つの条件それぞれが真・偽の両方の値を取る組合せになっている。
出典:平成29年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問48(IPA)次の流れ図において、①→②→③→⑤→②→③→④→②→⑥の順に実行させるために、①においてmとnに与えるべき初期値aとbの関係はどれか。ここで、a, bはともに正…
正解:3a=2b
要点:減算型ユークリッド法の経路を式に直して初期値の関係を求める
この流れ図は減算による最大公約数の手続きで、大きいほうから小さいほうを引く操作を繰り返す。指定された経路は「m<nで1回、m>nで1回引いた後に一致」を意味する。m=a、n=bとすると、まずn=b-a、次にm=a-(b-a)=2a-bとなり、これがb-aと等しいので2a-b=b-a、すなわち3a=2bとなる。
出典:令和2年度 10月 応用情報技術者試験 午前 問47(IPA)UMLにおける振る舞い図の説明のうち、アクティビティ図のものはどれか。
正解:ある振る舞いから次の振る舞いへの制御の流れを表現する。
要点:アクティビティ図は処理の制御の流れを表す振る舞い図
アクティビティ図は、処理や振る舞いの流れを開始から終了まで順に表し、分岐や並行処理も記述できるUMLの振る舞い図である。従来のフローチャートに近い形で業務手順やアルゴリズムの制御の流れを表現するのに向く。他の振る舞い図との役割の違いを押さえておきたい。
出典:令和3年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問47(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。