SCM・ERPとは?
SCM・ERPとは、SCMは調達から生産・物流・販売までのサプライチェーン全体を企業間の垣根を越えて一元管理・最適化する経営手法。ERPは会計・人事・生産・販売・在庫など基幹業務のデータを統合管理し、経営資源を全体最適の視点で活用する統合型情報システム。
応用情報技術者試験の過去問では5回出題されています(2016年度〜2025年度)。
えすしーえむ・いーあーるぴー
SCM・ERPの意味
SCMは調達から生産・物流・販売までのサプライチェーン全体を企業間の垣根を越えて一元管理・最適化する経営手法。ERPは会計・人事・生産・販売・在庫など基幹業務のデータを統合管理し、経営資源を全体最適の視点で活用する統合型情報システム。
SCM・ERPの具体例
小売店の販売データを製造元と共有し需要に応じて生産・物流を調整するのがSCM、部門ごとにバラバラだった会計・在庫システムを統合するのがERP。
SCM・ERPは試験でどう引っ掛けられる?
範囲が違う。SCMは企業をまたいだ調達〜販売の流れの最適化、ERPは自社内の基幹業務データの統合。顧客との関係管理はCRM、営業活動の支援はSFAで、これらとの取り違えも定番。またERPは全体最適が目的なので、自社の既存業務に合わせて作り込むのではなく、パッケージの標準機能に業務を合わせるのが原則である。
SCM・ERPと関連する用語
SCM・ERPが出た過去問
SOAの説明はどれか。
正解:利用者の視点から各業務システムの機能を幾つかの独立した部品に分けることによって、業務プロセスとの対応付けや他のソフトウェアとの連携を容易にする手法
要点:SOAは機能をサービス単位に分け組合せで構成する
SOA(Service Oriented Architecture)は、業務システムの機能を利用者から見て意味のある単位の「サービス」として独立させ、それらを組み合わせてシステムを構成する考え方です。サービスは標準的なインタフェースで公開されるため、業務プロセスの変更に合わせて組み替えたり、他システムと連携させたりしやすくなります。ERPやフィット&ギャップ分析とは目的も対象も異なります。
出典:平成28年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問61(IPA)SCMの目的はどれか。
正解:複数の企業や組織にまたがる調達から販売までの業務プロセス全ての情報を統合的に管理することによって,コスト低減や納期短縮などを目的とする。
要点:SCMは調達から販売までを企業横断で統合管理する
SCMは、資材の調達から生産、物流、販売に至る一連の流れを、複数の企業や組織をまたいで一つのつながりとして捉え、情報を共有して全体最適を図る手法である。過剰在庫の削減や納期の短縮といった効果を狙う。
出典:平成29年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問67(IPA)SCMの目的はどれか。
正解:複数の企業や組織にまたがる調達から販売までの業務プロセス全ての情報を統合的に管理することによって,コスト低減や納期短縮などを目的とする。
要点:SCMは調達から販売までを企業横断で最適化する手法。
SCM(供給連鎖管理)は、原材料の調達から生産・物流・販売に至る一連の流れを、複数の企業や組織にまたがって統合的に管理する手法である。需要情報や在庫情報を関係者間で共有することで、過剰在庫の削減や納期の短縮、全体最適によるコスト低減を目指す。
出典:平成30年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問67(IPA)SCMの目的はどれか。
正解:複数の企業や組織にまたがる調達から販売までの業務プロセス全ての情報を統合的に管理することによって、コスト低減や納期短縮などを目的とする。
要点:SCMは調達から販売までを企業横断で統合管理する
SCM(サプライチェーンマネジメント)は、資材の調達から生産、物流、販売に至る一連の流れを、企業や組織の境界を越えて統合的に管理する考え方である。情報を共有して需要と供給を同期させることで、在庫やコストの削減、納期短縮を目指す。
出典:令和6年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問67(IPA)生産事業所のシステムを、生産計画などの計画層、各指示や工程管理・製造管理などの実行層、機械・機器の制御を行う制御層の三つの層に大きく分けたとき、MESが運用され…
正解:実行層
要点:MESは計画層と制御層の間で作業指示と実績収集を担う実行層のシステム
MES(Manufacturing Execution System、製造実行システム)は、生産計画を受けて現場の作業指示、進捗・実績収集、品質管理、設備の稼働監視などを担うシステムである。上位のERPやMRPなど計画層と、下位のPLCなど制御層の間に位置し、実行層で運用されるのでイが正解。
出典:令和7年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問71(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。