VLIW(超長命令語)とは?
VLIW(超長命令語)とは、同時に実行できる複数の演算を、コンパイラがあらかじめ1つの長い命令語へ詰め込んでおく方式。並列に回せる組合せの判定をコンパイル時に済ませるため、ハードウェアの制御回路を小さくでき、消費電力を抑えやすい。
応用情報技術者試験の過去問では4回出題されています(2016年度〜2025年度)。
ぶいえるあいだぶりゅー
VLIW(超長命令語)の意味
同時に実行できる複数の演算を、コンパイラがあらかじめ1つの長い命令語へ詰め込んでおく方式。並列に回せる組合せの判定をコンパイル時に済ませるため、ハードウェアの制御回路を小さくでき、消費電力を抑えやすい。
VLIW(超長命令語)の具体例
信号処理向けのDSPや組込み向けプロセッサで採用される。積和演算とアドレス更新とループカウンタの減算を1命令に束ねれば、フィルタ処理を1クロックあたり複数演算で回せる。
VLIW(超長命令語)は試験でどう引っ掛けられる?
並列化の判断を実行時にハードウェアが行うスーパースカラと対で問われる。VLIWは判断がコンパイラ側なので、命令セットが変わると再コンパイルが必要になり、世代間の互換性を保ちにくい。
VLIW(超長命令語)と関連する用語
VLIW(超長命令語)が出た過去問
プロセッサの実行効率を上げるVLIWの説明はどれか。
正解:同時に実行可能な複数の命令をまとめて一つの命令として、同時に実行する。
要点:VLIWはコンパイラが並列性を抽出し長い命令にまとめる
VLIW(Very Long Instruction Word)は、同時に実行できる複数の操作をコンパイラがあらかじめ見つけ出し、それらをまとめた1つの長い命令語として構成する方式です。実行時に依存関係を調べる回路が不要になるため、ハードウェアを単純にしたまま並列実行できます。並列性の抽出をコンパイラ側に任せる点が、実行時に判断するスーパスカラやアウトオブオーダとの違いです。
出典:平成28年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問11(IPA)プロセッサの高速化技法の一つとして、同時に実行可能な複数の動作を、コンパイルの段階でまとめて一つの複合命令とし、高速化を図る方式はどれか。
正解:VLIW
要点:VLIWはコンパイラが並列動作を1命令にまとめる
VLIW(Very Long Instruction Word)は、同時に実行できる複数の演算をコンパイラがあらかじめ判別し、1つの長い命令語にまとめて並列実行させる方式である。命令の並列性の解析を実行時のハードウェアではなくコンパイル時に行う点が特徴で、その分ハードウェアを簡素にできる。
出典:平成30年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問9(IPA)プロセッサの高速化技法の一つとして、同時に実行可能な複数の動作を、コンパイルの段階でまとめて一つの複合命令とし、高速化を図る方式はどれか。
正解:VLIW
要点:VLIWはコンパイラが並列実行分をまとめて長い命令にする
VLIW(Very Long Instruction Word)は、同時に実行できる複数の操作をコンパイラが解析してまとめ、1つの長い命令語として発行する方式である。実行時ではなくコンパイル時に並列化の判断を済ませるため、ハードウェアの制御回路を単純にできる。命令の並びを実行時に解析するスーパスカラとは対照的な考え方である。
出典:令和4年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問8(IPA)プロセッサの高速化技法の一つとして、同時に実行可能な複数の動作を、コンパイルの段階でまとめて一つの複合命令とし、高速化を図る方式はどれか。
正解:VLIW
要点:VLIWは並列実行可能な演算をコンパイラが1命令語にまとめる
VLIW(Very Long Instruction Word)は、同時に実行できる複数の演算をコンパイラが解析してあらかじめ1つの長い命令語にまとめておき、プロセッサはそれを並列に実行する方式である。並列性の抽出をハードウェアではなくコンパイル時に行う点が特徴で、制御回路を簡素化できる。
出典:令和7年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問8(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。