TCPとUDPの使い分けとは?
TCPとUDPの使い分けとは、TCPはコネクション型で再送制御により信頼性を確保する。UDPはコネクションレスで低遅延・低オーバヘッドを優先する。FTP・POP3・TELNETなど信頼性重視のプロトコルはTCP、NTPやDNS問合せなど軽量性重視のものはUDPを使う。
システム監査技術者試験の過去問では2回出題されています(2024年度〜2025年度)。
てぃーしーぴーとゆーでぃーぴーのつかいわけ
TCPとUDPの使い分けの意味
TCPはコネクション型で再送制御により信頼性を確保する。UDPはコネクションレスで低遅延・低オーバヘッドを優先する。FTP・POP3・TELNETなど信頼性重視のプロトコルはTCP、NTPやDNS問合せなど軽量性重視のものはUDPを使う。
TCPとUDPの使い分けの具体例
時刻同期のNTPはUDP、メール受信のPOP3はTCP。
TCPとUDPの使い分けは試験でどう引っ掛けられる?
「DNSはUDP」と丸暗記すると誤る。名前解決の問合せはUDPでも、ゾーン転送や応答が大きい場合はTCPを使う。信頼性の確保はTCPの再送・順序制御によるもので、UDPを選ぶ場合は上位のアプリ側で補う必要がある。
TCPとUDPの使い分けと関連する用語
TCPとUDPの使い分けが出た過去問
DMZ上のコンピュータがインターネットからのpingに応答しないようにしたいとき、ファイアウォールのルールで“通過禁止”に設定するものはどれか。ここで、このpi…
正解:ICMP
要点:pingはICMPを用いるため遮断するにはICMPを通過禁止にする
pingはICMPのエコー要求とエコー応答を用いて疎通を確認するもので、TCPやUDPのポート番号は使わない。したがって外部からのpingに応答させたくない場合は、ファイアウォールでICMPそのものの通過を禁止する。なお、ICMPを全面的に遮断すると経路MTU探索などに支障が出るため、必要な種別だけを許可する運用が一般的である。
出典:令和6年度 秋期 システム監査技術者試験 am2 問20(IPA)UDPを使用しているものはどれか。
正解:NTP
要点:NTPはUDP。信頼性重視のFTP・POP3・TELNETはTCP
UDPはコネクションを確立せず、再送や順序制御も行わない代わりに、オーバヘッドが小さく遅延も抑えられるトランスポート層プロトコルである。そのため、少量のデータを素早くやり取りし、多少の欠落より即時性が重要な用途に向く。時刻同期を行うNTPはまさにこの性質が適しており、UDPを利用する。一方、ファイル転送やメール受信、遠隔ログインのように、データが確実かつ順序どおり届く必要がある用途では信頼性のあるTCPが使われる。
出典:令和7年度 秋期 システム監査技術者試験 am2 問22(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。