ACID特性とは?
ACID特性とは、トランザクションが備えるべき4つの性質。原子性(Atomicity)、一貫性(Consistency)、隔離性(Isolation)、耐久性(Durability)の頭文字。
データベーススペシャリスト試験の過去問では3回出題されています(2017年度〜2025年度)。
アシッドとくせい
ACID特性の意味
トランザクションが備えるべき4つの性質。原子性(Atomicity)、一貫性(Consistency)、隔離性(Isolation)、耐久性(Durability)の頭文字。
ACID特性の具体例
振替処理で出金だけ成立して入金が失われることがない(原子性)、コミットしたら障害が起きても失われない(耐久性)。
ACID特性は試験でどう引っ掛けられる?
ACIDのC(一貫性)とCAP定理のC(一貫性)は別物。ACIDのCは1つのDBが制約を満たすこと、CAPのCは複製間で同じ値が見えること。またIのIsolationは「独立性・分離性」であってIntegrity(完全性)ではない。隔離性水準を下げてよいのはIだけで、A・Dは下げられない。
ACID特性と関連する用語
ACID特性が出た過去問
トランザクションのACID特性の説明として、適切なものはどれか。
正解:トランザクションの実行の結果が矛盾した状態になることはない。
要点:一貫性は実行の前後で矛盾のない状態が保たれること
ACID特性の一貫性(consistency)は、トランザクションの実行前後でデータベースが矛盾のない状態に保たれることを意味する。原子性により中途半端な状態は残らず、耐久性によりコミット済みの結果は障害後も失われず、独立性により同時実行の影響を受けない。
出典:平成29年度 春期 データベーススペシャリスト試験 am2 問16(IPA)トランザクションのACID特性のうち、原子性(atomicity)の記述として、適切なものはどれか。
正解:トランザクションの処理が全て実行されるか、全く実行されないかのいずれかで終了すること
要点:原子性は全実行か全未実行かのどちらかで終わること
原子性は、トランザクションを構成する処理が全部実行されるか1つも実行されないかのどちらかに収まり、中途半端な状態で終わらないことを指す。途中で異常が起きた場合はロールバックによって開始前の状態へ戻される。よってウが正しい。
出典:令和4年度 秋期 データベーススペシャリスト試験 am2 問15(IPA)二つのトランザクションT1とT2を並列に実行した結果が、T1の完了後にT2を実行した結果、又はT2の完了後にT1を実行した結果と等しい場合、このトランザクション…
正解:直列化可能
要点:並行実行の結果が直列実行と一致すれば直列化可能
複数のトランザクションを同時に実行しても、その結果がどれか1つの順番で1件ずつ実行した場合の結果と一致するなら、そのスケジュールは直列化可能であるという。並行実行の正しさの基準であり、ACID特性のうち隔離性を実現するための具体的な判定条件にあたる。2相ロッキングプロトコルはこの性質を保証する手段である。
出典:令和7年度 秋期 データベーススペシャリスト試験 am2 問16(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。