負荷分散装置(ロードバランサ)とは?
負荷分散装置(ロードバランサ)とは、複数のサーバへ処理要求を振り分ける装置やソフトウェア。ラウンドロビン、最小接続数、応答時間などのアルゴリズムで割り振り、ヘルスチェックで異常なサーバを振分け先から自動的に外す。スケールアウトを成立させる要の部品。
エンベデッドシステムスペシャリスト試験の過去問では2回出題されています。
ふかぶんさんそうち
負荷分散装置(ロードバランサ)の意味
複数のサーバへ処理要求を振り分ける装置やソフトウェア。ラウンドロビン、最小接続数、応答時間などのアルゴリズムで割り振り、ヘルスチェックで異常なサーバを振分け先から自動的に外す。スケールアウトを成立させる要の部品。
負荷分散装置(ロードバランサ)の具体例
3台のWebサーバに順番にリクエストを配るラウンドロビンで運用中、2台目が応答しなくなるとヘルスチェックが失敗し、以後は1台目と3台目だけに振り分ける。利用者はエラー画面を見ずに済む。
負荷分散装置(ロードバランサ)は試験でどう引っ掛けられる?
負荷分散装置そのものが単一障害点になりやすい点が狙われる。冗長化していない1台構成では、それが落ちた瞬間に全サーバが使えなくなる。また、セションを保持する場合は同じ利用者を同じサーバへ固定する配慮が要る。負荷分散は個々の要求を速くする仕組みではなく、同時に処理できる量を増やす仕組みである点も取り違えやすい。
負荷分散装置(ロードバランサ)と関連する用語
負荷分散装置(ロードバランサ)が出た過去問
Webシステムにおいて、ロードバランサ(負荷分散装置)が定期的に行っているアプリケーションレベルの稼働監視に関する記述として、最も適切なものはどれか。
正解:Webサーバの特定のURLにアクセスし、その結果に含まれる文字列が想定値と一致するかどうかを確認する。
要点:アプリ監視はURL応答の内容まで期待値と照合する
ロードバランサのヘルスチェックには階層があり、pingによる疎通確認(ネットワーク層)、TCPポートへの接続確認(トランスポート層)、実際のHTTPリクエストの応答内容を確認する方法(アプリケーション層)に分けられる。アプリケーションレベルの監視とは、特定のURLへHTTPアクセスし、応答コードや応答本文に含まれる文字列が期待値どおりかまで検査するものである。これによってプロセスは生きているがアプリケーションが正しく動いていない状態も検出できる。
出典:平成30年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 am2 問6(IPA)サーバの負荷分散に使われるDNSラウンドロビンに関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:DNSにおいて、一つのサーバ名に対して複数のサーバのIPアドレスを割り当てることによって実現する。
要点:DNSラウンドロビンは1名前に複数IPを割り当て順に返す
DNSラウンドロビンは、1つのホスト名(Aレコード)に複数サーバのIPアドレスを登録し、問合せのたびに返す順序を入れ替えることでアクセス先を分散させる手法である。仕組みが単純で追加機器が不要な反面、DNSはサーバの死活や負荷を把握していないため、ダウンしたサーバのアドレスも返してしまう。負荷や稼働状況に応じた振分けが必要ならロードバランサを使う。
出典:平成30年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 am2 問17(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。