クリティカルパスとは?
クリティカルパスとは、アローダイアグラム上で、開始から終了までの経路のうち所要日数の合計が最も長い経路。この経路上の作業が1日でも遅れると、プロジェクト全体の完了が遅れる。
基本情報技術者試験の過去問では9回出題されています(2016年度〜2026年度)。
くりてぃかるぱす
クリティカルパスの意味
アローダイアグラム上で、開始から終了までの経路のうち所要日数の合計が最も長い経路。この経路上の作業が1日でも遅れると、プロジェクト全体の完了が遅れる。
クリティカルパスの具体例
複数ある経路のうち合計日数が最長の経路を求め、その経路上の作業を優先的に管理する。
クリティカルパスは試験でどう引っ掛けられる?
クリティカルパス以外の経路には「フロート(余裕日数)」があり、多少の遅れがあっても全体の完了に影響しない場合がある。
クリティカルパスと関連する用語
クリティカルパスが出た過去問
プロジェクト全体のスケジュールを短縮する技法の一つである“クラッシング”では,メンバの時間外勤務を増やしたり,業務内容に精通したメンバを新たに増員したりする。“…
正解:クリティカルパス上のスケジュールアクティビティ
要点:クラッシングはクリティカルパス上の作業に資源を投じる
全体の所要期間を決めているのはクリティカルパスであり、そこに乗らない作業をいくら早めても全体は縮まらない。したがってクラッシングで残業や増員という追加資源を投じるなら、まずクリティカルパス上のアクティビティに充てるべきである。短縮の結果、別の経路がクリティカルパスに変わる点にも注意したい。
出典:平成28年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問53(IPA)図に示すプロジェクト活動のクリティカルパスはどれか。
正解:A→C→G→J→L
要点:クリティカルパスは所要日数合計が最長の経路。余裕がゼロ
クリティカルパスは、開始から終了までの経路のうち所要日数の合計が最も長いもので、この経路が遅れると全体の完了が遅れる。各経路を合計するとA→C→G→J→Lが2+3+4+2+3=14日で最長になる。他の経路はいずれもこれより短く、余裕(フロート)を持つ。
出典:平成29年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問53(IPA)図のアローダイアグラムで表されるプロジェクトは,完了までに最短で何日を要するか。
正解:120
要点:最短完了日数=最長経路。ダミー作業は0日だが先行制約を伝える
最短の完了日数は、開始から終了までの経路のうち所要日数が最大の経路(クリティカルパス)で決まる。ノード1は30日(A)。ノード2は30+5=35日。ノード3はC経由の30+30=60日と、ノード2からのダミー経由の35日の大きいほうで60日。ノード4はD経由の30+20=50日と、ノード3からのダミー経由の60日の大きいほうで60日。合流ノード5は、E経由35+40=75日、F経由60+25=85日、G経由60+30=90日の最大で90日。最後にH(30日)を加えて120日となる。最長経路はA→C→(ダミー)→G→Hである。
出典:平成29年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問51(IPA)あるプロジェクトの日程計画をアローダイアグラムで示す。クリティカルパスはどれか。
正解:B, E, F
要点:クリティカルパスは開始から終了までの最長所要日数の経路
クリティカルパスは、開始から終了までの経路のうち所要日数が最大となるものである。合流点までは、AとCを通る経路が1+3で4、Bを通る経路が5となり、Bの側が遅い。合流点から先はEを通ってFへ至る経路が4+5で9日を要し、Dを通ってGへ至る経路より長い。したがって全体はB、E、Fの経路で5+4+5=14日となり、これがクリティカルパスである。
出典:令和1年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問52(IPA)アローダイアグラムの日程計画をもつプロジェクトの、開始から終了までの最少所要日数は何日か。
正解:12
要点:最少所要日数は全経路のうち最長となる日数
経路ごとに所要日数を合計して最長のものを求める。A・B・E・H・Jをたどる経路は2+2+2+2+4=12日、A・C・F・I・Jをたどる経路は2+1+3+1+4=11日、A・D・Gをたどる経路は2+4+3=9日となる。最長は12日なので、これが最少所要日数(クリティカルパスの長さ)である。
出典:令和1年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問53(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。