ダミー作業とは?
ダミー作業とは、アローダイアグラムで、実際の作業量も所要時間も持たないが、作業間の前後関係だけを表すために引く破線の矢印。所要日数は0日として扱う。順序の制約を図で正しく表現するための道具で、FEでは日数計算の際に見落としが致命傷になる。
基本情報技術者試験の過去問では3回出題されています(2017年度〜2024年度)。
だみーさぎょう
ダミー作業の意味
アローダイアグラムで、実際の作業量も所要時間も持たないが、作業間の前後関係だけを表すために引く破線の矢印。所要日数は0日として扱う。順序の制約を図で正しく表現するための道具で、FEでは日数計算の際に見落としが致命傷になる。
ダミー作業の具体例
作業Cは作業AとBの両方が終わってから開始でき、作業Dは作業Aだけ終われば開始できる、という関係を1本の矢印では書けないため、Aの終点からCの始点へダミー作業(破線・0日)を引いて、AがCの先行作業であることを示す。
ダミー作業は試験でどう引っ掛けられる?
0日だからと経路計算で無視してしまうと、経路そのものを見落として最早結合点時刻を誤る。時間は0でも「順序の制約は生きている」ので、経路としては必ずたどること。また実線で書かないのも約束事。
ダミー作業と関連する用語
ダミー作業が出た過去問
図のアローダイアグラムで表されるプロジェクトは,完了までに最短で何日を要するか。
正解:120
要点:最短完了日数=最長経路。ダミー作業は0日だが先行制約を伝える
最短の完了日数は、開始から終了までの経路のうち所要日数が最大の経路(クリティカルパス)で決まる。ノード1は30日(A)。ノード2は30+5=35日。ノード3はC経由の30+30=60日と、ノード2からのダミー経由の35日の大きいほうで60日。ノード4はD経由の30+20=50日と、ノード3からのダミー経由の60日の大きいほうで60日。合流ノード5は、E経由35+40=75日、F経由60+25=85日、G経由60+30=90日の最大で90日。最後にH(30日)を加えて120日となる。最長経路はA→C→(ダミー)→G→Hである。
出典:平成29年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問51(IPA)図のプロジェクトの日程計画において,プロジェクトの所要日数は何日か。
正解:55
要点:ダミー作業も含めて最長経路を求めるのが所要日数
各結合点の最早開始時刻を順に求める。A完了で10日、そこからDで15日進み25日、Cの経路は20日なのでダミーにより25日が採用される。E経路が10+15+20=45日で最長となり、最後のHの10日を加えて55日が全体の所要日数となる。
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問52(IPA)アローダイアグラムで表されるプロジェクトは、完了までに最少で何日を要するか。
正解:120
要点:最短完了日数=最長経路。ダミー作業は0日だが先行制約を伝える
最短の完了日数は、開始から終了までの経路のうち所要日数が最大の経路(クリティカルパス)で決まる。ノード1は30日(A)。ノード2は30+5=35日。ノード3はC経由の30+30=60日と、ノード2からのダミー経由の35日の大きいほうで60日。ノード4はD経由の30+20=50日と、ノード3からのダミー経由の60日の大きいほうで60日。合流ノード5は、E経由35+40=75日、F経由60+25=85日、G経由60+30=90日の最大で90日。最後にH(30日)を加えて120日となる。最長経路はA→C→(ダミー)→G→Hである。
出典:令和6年度 (公開問題) 基本情報技術者試験 kamokuA 問13(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。