デリバラブル(成果物)とは?
デリバラブル(成果物)とは、プロジェクトの各工程で作成が完了し、依頼主や次の工程の担当者に引き渡される、目に見える具体的な成果のことを指す。設計書やプログラム、テスト報告書、操作マニュアルなど、プロジェクトの計画段階でWBSやプロダクトスコープ記述書をもとに「何を成果物とするか」があらかじめ定義される。デリバラブルを明確にリストアップしておくことで、プロジェクトの進捗状況を「何がまだできていないか」という具体的な形で把握しやすくなり、契約上の納品物の範囲も明確になる。
基本情報技術者試験の過去問では13回出題されています(2016年度〜2026年度)。
でりばらぶる
デリバラブル(成果物)の意味
プロジェクトの各工程で作成が完了し、依頼主や次の工程の担当者に引き渡される、目に見える具体的な成果のことを指す。設計書やプログラム、テスト報告書、操作マニュアルなど、プロジェクトの計画段階でWBSやプロダクトスコープ記述書をもとに「何を成果物とするか」があらかじめ定義される。デリバラブルを明確にリストアップしておくことで、プロジェクトの進捗状況を「何がまだできていないか」という具体的な形で把握しやすくなり、契約上の納品物の範囲も明確になる。
デリバラブル(成果物)の具体例
システム開発プロジェクトにおいて、要件定義書、外部設計書、ソースコード一式、テスト結果報告書、操作マニュアルをそれぞれの工程のデリバラブルとしてWBSに定義し、進捗管理表でチェックしていく。
デリバラブル(成果物)は試験でどう引っ掛けられる?
デリバラブルは形として残る成果物を指し、会議での合意事項や口頭での報告のように文書化・成果物化されていないものは含まれない点に注意。
デリバラブル(成果物)と関連する用語
デリバラブル(成果物)が出た過去問
プロジェクトマネジメントのプロセスのうち,計画プロセスグループ内で実施するプロセスはどれか。
正解:スコープの定義
要点:スコープ定義は計画、憲章とステークホルダ特定は立ち上げ
スコープの定義は、成果物と作業の範囲を具体的に定める作業であり、計画プロセス群に属する。ステークホルダの特定とプロジェクト憲章の作成は立ち上げプロセス群、品質保証の実施は実行プロセス群に位置付けられる。何を計画段階で決めるかを整理して覚えておくとよい。
出典:平成28年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問51(IPA)ソフトウェア開発プロジェクトにおいてWBS(Work Breakdown Structure)を使用する目的として,適切なものはどれか。
正解:作業を階層に分解して,管理可能な大きさに細分化する。
要点:WBSは作業を階層分解し管理できる大きさにする
WBSは、プロジェクトの成果物や作業を階層状に分解し、見積りや割当てができる大きさまで細分化する技法である。最下層のワークパッケージ単位で工数・期間・担当を決められるようになり、作業の抜け漏れも見つけやすくなる。日程計算や進捗表示は、この分解の後に行う別の技法が担う。
出典:平成28年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問51(IPA)ソフトウェア開発プロジェクトにおいてWBS(Work Breakdown Structure)を使用する目的として,適切なものはどれか。
正解:作業を階層的に詳細化して,管理可能な大きさに細分化する。
要点:WBSは作業を階層的に分解し管理可能な大きさにする
WBSは、プロジェクトの成果物や作業を大きな単位から順に階層的に分解し、見積り・割当て・進捗管理ができる大きさの作業要素まで細分化する技法である。細分化された最下位の要素をワークパッケージと呼び、これが工数見積りや責任者の割当ての単位となる。作業の抜け漏れを防ぐことが最大の狙いである。
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問51(IPA)プロジェクトマネジメントにおいて、目的1をもつプロセスと目的2をもつプロセスとが含まれる対象群はどれか。 〔目的〕 目的1:プロジェクトの目標、成果物、要求事項…
正解:スコープ
要点:目標・成果物・要求事項・境界の明確化はスコープの領域
目標や成果物、要求事項、そして作業の境界を明確にするのはスコープを定義する活動である。またそれらの変更に伴う影響を管理するのもスコープの変更管理に当たり、いずれもスコープの対象群に含まれる。目的2はリスクという語を連想させるが、変更の対象が「プロジェクトの目標や成果物など」であることから、スコープの変更管理を指していると読み取れる。
出典:令和1年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問51(IPA)“システム管理基準”によれば,情報戦略策定段階の成果物はどれか。
正解:経営戦略に基づいて組織体全体で整合性及び一貫性を確保した情報化を推進するために,方針及び目標に基づいて策定する全体最適化計画
要点:情報戦略策定段階の成果物は組織全体の全体最適化計画
情報戦略策定段階は、経営戦略を受けて組織全体の情報化の方針・目標を定め、全体最適化計画としてまとめる段階である。個別システムの開発計画や開発手順、運用手順は、これより後の企画・開発・運用の各段階の成果物にあたる。段階と成果物の対応を整理しておきたい。
出典:平成28年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問63(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。