ステークホルダとは?
ステークホルダとは、そのシステムや事業に利害・関心を持つ人や組織のこと。利用部門、経営層、運用担当、顧客、取引先、監査部門などが含まれる。要件定義では関係者を漏れなく洗い出し、対立する要求を調整して合意を形成することが中心の作業になる。
基本情報技術者試験の過去問では5回出題されています(2016年度〜2022年度)。
すてーくほるだ
ステークホルダの意味
そのシステムや事業に利害・関心を持つ人や組織のこと。利用部門、経営層、運用担当、顧客、取引先、監査部門などが含まれる。要件定義では関係者を漏れなく洗い出し、対立する要求を調整して合意を形成することが中心の作業になる。
ステークホルダの具体例
受注システムの刷新で、営業部門は入力の速さを、経理部門は正確な計上を、情報システム部門は運用のしやすさを求める。三者の要求が衝突するため、優先順位を明示して合意文書に残し、後の仕様変更の根拠とする。
ステークホルダは試験でどう引っ掛けられる?
ステークホルダは実際の利用者(ユーザ)だけではない。声の大きい部門の要求だけを採用すると、運用開始後に他部門から手戻りが発生する。洗い出し漏れが要件漏れの最大の原因になる点が問われる。
ステークホルダと関連する用語
ステークホルダが出た過去問
プロジェクトマネジメントのプロセスのうち,計画プロセスグループ内で実施するプロセスはどれか。
正解:スコープの定義
要点:スコープ定義は計画、憲章とステークホルダ特定は立ち上げ
スコープの定義は、成果物と作業の範囲を具体的に定める作業であり、計画プロセス群に属する。ステークホルダの特定とプロジェクト憲章の作成は立ち上げプロセス群、品質保証の実施は実行プロセス群に位置付けられる。何を計画段階で決めるかを整理して覚えておくとよい。
出典:平成28年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問51(IPA)プロジェクトで発生した課題の傾向を分析するために、ステークホルダ、コスト、スケジュール、品質などの管理項目別の課題件数を棒グラフとして件数が多い順に並べ、この順…
正解:パレート図
要点:パレート図は降順の棒+累積折れ線。重点項目の絞込みに使う
項目別の件数を多い順に棒グラフで並べ、その累積比率を折れ線で重ねた図はパレート図である。上位のわずかな項目が全体の大部分を占めるという傾向を可視化でき、重点的に対処すべき項目を選ぶのに使う。QC七つ道具の一つである。
出典:平成29年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問54(IPA)企画,要件定義,システム開発,ソフトウェア実装,ハードウェア実装,保守から成る一連のシステム開発プロセスにおいて,要件定義プロセスで実施すべきものはどれか。
正解:システムに関わり合いをもつ利害関係者の種類を識別し,利害関係者のニーズ,要望及び課せられる制約条件を識別する。
要点:要件定義は利害関係者のニーズと制約を識別する工程
要件定義プロセスでは、システムに関わりをもつ利害関係者を洗い出し、それぞれのニーズや要望、課される制約条件を識別して整理します。ここで「何が必要か」を明らかにし、実現方式の決定は後続の開発プロセスへ渡します。システム化の方針や実施計画を立てるのは企画プロセス、方式設計を行うのはシステム開発プロセスです。
出典:平成29年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問66(IPA)企画,要件定義,システム開発,ソフトウェア実装,ハードウェア実装,保守から成る一連のプロセスにおいて,要件定義プロセスで実施すべきものはどれか。
正解:システムに関わり合いをもつ利害関係者の種類を識別し,利害関係者のニーズ及び要望並びに課せられる制約条件を識別する。
要点:要件定義は利害関係者のニーズと制約条件を識別する
要件定義プロセスでは、システムに関わる利害関係者を漏れなく識別し、それぞれのニーズや要望、および法規制や既存環境などの制約条件を洗い出して、合意可能な要件としてまとめる。何を作るかを決める工程であり、どう作るかは後続の開発プロセスで扱う。
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問65(IPA)プロジェクトライフサイクルの一般的な特性はどれか。
正解:リスクは、プロジェクトが完了に近づくにつれて減少する。
要点:リスクは終盤ほど減り、変更コストは終盤ほど増える
プロジェクトの初期は不確実な要素が多くリスクが高いが、作業が進み仕様や条件が確定していくにつれてリスクは減っていく。反対に、変更やエラーの修正に要するコストは終盤ほど大きくなり、利害関係者が成果物へ影響を及ぼせる余地も終盤ほど小さくなる。要員数は中盤に最も多くなる山型が一般的である。
出典:令和4年度 s 基本情報技術者試験 kamokuA 問42(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。