変更管理(プロジェクト)とは?
変更管理(プロジェクト)とは、プロジェクトの実行中に生じる、スコープ・スケジュール・コストなどへの変更要求を、影響分析と承認の手続きを経て統制する活動。
基本情報技術者試験の過去問では35回出題されています(2016年度〜2026年度)。
へんこうかんり
変更管理(プロジェクト)の意味
プロジェクトの実行中に生じる、スコープ・スケジュール・コストなどへの変更要求を、影響分析と承認の手続きを経て統制する活動。
変更管理(プロジェクト)の具体例
追加機能の要望が出た際、まず納期・コストへの影響を分析し、関係者の合意を得たうえで正式にスコープへ反映する。
変更管理(プロジェクト)は試験でどう引っ掛けられる?
変更要求を受けて即着手、は誤り。影響分析→承認→ベースライン更新の順を踏む。承認を経ずに要求を取り込み範囲が膨らむのがスコープクリープで、その原因は変更管理の不在だと結び付けて覚える。
変更管理(プロジェクト)と関連する用語
変更管理(プロジェクト)が出た過去問
プロジェクトマネジメントのプロセスのうち,計画プロセスグループ内で実施するプロセスはどれか。
正解:スコープの定義
要点:スコープ定義は計画、憲章とステークホルダ特定は立ち上げ
スコープの定義は、成果物と作業の範囲を具体的に定める作業であり、計画プロセス群に属する。ステークホルダの特定とプロジェクト憲章の作成は立ち上げプロセス群、品質保証の実施は実行プロセス群に位置付けられる。何を計画段階で決めるかを整理して覚えておくとよい。
出典:平成28年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問51(IPA)プロジェクトのスケジュールを短縮するために,アクティビティに割り当てる資源を増やして,アクティビティの所要期間を短縮する技法はどれか。
正解:クラッシング
要点:クラッシングは費用をかけて資源を投入し期間を縮める
クラッシングは、要員や設備といった資源を追加投入して個々の作業の所要期間を縮め、全体の日程を短縮する技法である。費用の増加という代償を伴う点が特徴となる。作業を並行させて短縮するファストトラッキングとは手段が異なり、こちらは手戻りのリスクが増える。
出典:平成28年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問52(IPA)開発期間10か月,開発工数200人月のプロジェクトを計画する。次の配分表を前提とすると,ピーク時の要員は何人か。ここで,各工程では開始から終了までの要員数は一定…
正解:22
要点:工程ごとに工数÷期間を求め、その最大値がピーク要員
各工程の要員数は、その工程の工数を期間で割って求める。工数200人月・期間10か月に配分率を掛けると、要件定義は32人月を2か月で16人、設計は66人月を3か月で22人、開発・テストは84人月を4か月で21人、システムテストは18人月を1か月で18人となる。最大は設計工程の22人である。
出典:平成28年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問54(IPA)ソフトウェア開発プロジェクトにおいてWBS(Work Breakdown Structure)を使用する目的として,適切なものはどれか。
正解:作業を階層に分解して,管理可能な大きさに細分化する。
要点:WBSは作業を階層分解し管理できる大きさにする
WBSは、プロジェクトの成果物や作業を階層状に分解し、見積りや割当てができる大きさまで細分化する技法である。最下層のワークパッケージ単位で工数・期間・担当を決められるようになり、作業の抜け漏れも見つけやすくなる。日程計算や進捗表示は、この分解の後に行う別の技法が担う。
出典:平成28年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問51(IPA)プロジェクトの目的及び範囲を明確にするマネジメントプロセスはどれか。
正解:スコープマネジメント
要点:スコープマネジメントが目的と作業範囲を定義する
スコープマネジメントは、プロジェクトで何を作り何をやらないのかという範囲を定義し、その範囲を維持していくプロセスである。要求の収集、スコープ定義、WBS作成などが含まれ、範囲の無秩序な拡大(スコープクリープ)を防ぐ役割を担う。目的と範囲の明確化はここに位置付けられる。
出典:平成28年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問52(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。