情報セキュリティの3要素(機密性・完全性・可用性)とは?
情報セキュリティの3要素(機密性・完全性・可用性)とは、情報セキュリティが確保すべき3つの基本的な性質。機密性(Confidentiality:権限のない者に情報を見せない)、完全性(Integrity:情報が改ざんされず正確な状態を保つ)、可用性(Availability:必要なときに情報やシステムを使える状態にしておく)を指す。近年はこれに真正性・責任追跡性・信頼性・否認防止の4つを加えた「情報セキュリティの7要素」として拡張されることもある。
基本情報技術者試験の過去問では26回出題されています(2016年度〜2026年度)。
じょうほうせきゅりてぃのさんようそ
情報セキュリティの3要素(機密性・完全性・可用性)の意味
情報セキュリティが確保すべき3つの基本的な性質。機密性(Confidentiality:権限のない者に情報を見せない)、完全性(Integrity:情報が改ざんされず正確な状態を保つ)、可用性(Availability:必要なときに情報やシステムを使える状態にしておく)を指す。近年はこれに真正性・責任追跡性・信頼性・否認防止の4つを加えた「情報セキュリティの7要素」として拡張されることもある。
情報セキュリティの3要素(機密性・完全性・可用性)の具体例
不正アクセス対策は機密性、改ざん検知(ハッシュ値の照合など)は完全性、システムの二重化・バックアップは可用性を高める対策の例として整理できる。
情報セキュリティの3要素(機密性・完全性・可用性)は試験でどう引っ掛けられる?
ある対策がどの要素を主に守るためのものかを問う問題で、暗号化(機密性)とデジタル署名・チェックサム(完全性)を取り違えやすい。
情報セキュリティの3要素(機密性・完全性・可用性)と関連する用語
情報セキュリティの3要素(機密性・完全性・可用性)が出た過去問
ITILでは,可用性管理における重要業績評価指標(KPI)の例として,保守性を表す指標値の短縮を挙げている。この指標に該当するものはどれか。
正解:平均サービス回復時間
要点:保守性は平均復旧時間、信頼性は平均故障間隔で測る
保守性は、障害が起きたときにどれだけ速く復旧できるかを表す性質である。したがって指標は復旧に要した時間の平均であり、これが短いほど保守性が高い。平均故障間隔などは故障までの長さを表す信頼性の指標であり、短縮すべき値ではない。
出典:平成28年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問57(IPA)“システム管理基準”に基づいて,システムの信頼性,安全性,効率性を監査する際に,システムが不正な使用から保護されているかどうかという安全性の検証項目として,最も…
正解:アクセス管理機能の検証
要点:不正使用からの保護はアクセス管理機能で確認する
システムが不正な使用から守られているかという安全性の観点では、誰がどの資源にアクセスできるかを制御する仕組みが適切に働いているかを確かめる必要がある。したがってアクセス管理機能の検証が該当する。フェールソフトやフォールトトレラント、リカバリは、いずれも障害に対する信頼性・可用性の観点の項目である。
出典:平成28年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問58(IPA)情報セキュリティ監査において,可用性を確認するチェック項目はどれか。
正解:中断時間を定めたSLAの水準が保たれるように管理されていること
要点:可用性は使いたいときに使えること。中断時間の管理が要
可用性は、必要なときにシステムやデータを利用できる状態を指す。したがって監査では、サービスの中断時間について定めたSLAの水準が守られるよう管理されているかを確認することが可用性のチェック項目となる。持出し禁止や暗号化は機密性、入力時のエラーチェックは完全性に対応する。
出典:平成28年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問59(IPA)ミッションクリティカルシステムの意味として,適切なものはどれか。
正解:障害が起きると,企業活動や社会に重大な影響を及ぼすシステム
要点:止まると事業や社会に重大な影響が出るシステムを指す
ミッションクリティカルシステムとは、停止や誤動作が企業活動や社会に重大な影響を及ぼすシステムを指す。金融の勘定系や交通管制、電力供給の制御などが典型例である。そのため高い可用性が求められ、冗長構成や厳格な運用管理が前提になる。
出典:平成28年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問55(IPA)サービスマネジメントにおいて、サービスレベル管理の要求事項はどれか。
正解:提供するサービスのサービスカタログとSLAを作成し、顧客と合意する。
要点:サービスレベル管理はSLAを顧客と合意し維持するプロセス
サービスレベル管理は、提供するサービスの内容を明確にし、可用性や応答時間などの目標水準を顧客と合意して維持・改善していくプロセスである。そのためサービスカタログとSLAを作成して顧客と合意することが中心的な要求事項になる。可用性管理、容量・能力管理、サービスの予算業務および会計業務はそれぞれ別のプロセスである。
出典:平成29年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問55(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。