縮退運転(フォールバック運用)とは?
縮退運転(フォールバック運用)とは、障害時に全面停止させず、機能や性能を落として重要な業務だけを継続させる運用。どの機能を落とすかを事前に決めておくことが要点で、復旧後に停止中の処理を追いつかせる手順(未処理分の再投入)まで含めて設計する。
基本情報技術者試験の過去問では2回出題されています(2017年度〜2022年度)。
しゅくたいうんてん
縮退運転(フォールバック運用)の意味
障害時に全面停止させず、機能や性能を落として重要な業務だけを継続させる運用。どの機能を落とすかを事前に決めておくことが要点で、復旧後に停止中の処理を追いつかせる手順(未処理分の再投入)まで含めて設計する。
縮退運転(フォールバック運用)の具体例
通信販売サイトで検索と推薦機能を停止し、既存カートの決済だけを通す構成に切り替える。停止中に受け付けられなかった問い合わせは記録し、復旧後に一括処理する。オンラインが不能なら紙伝票で受け付ける代替手順も用意する。
縮退運転(フォールバック運用)は試験でどう引っ掛けられる?
縮退運転は復旧そのものではなく、影響を抑えるための暫定対応である。暫定対応で業務が回っていると恒久対策が先送りされやすく、問題管理へ確実に引き継ぐ手続が必要になる。
縮退運転(フォールバック運用)と関連する用語
縮退運転(フォールバック運用)が出た過去問
デュアルシステムの説明として、最も適切なものはどれか。
正解:同じ処理を行うシステムを二重に用意し、処理結果を照合することで処理の正しさを確認する。どちらかのシステムに障害が発生した場合は、縮退運転によって処理を継続する。
要点:デュアルシステムは2系で同じ処理をし結果を照合する二重系
デュアルシステムは同じ構成の系を2組用意して同一処理を並行実行させ、結果を突き合わせて正しさを確認する方式である。照合により誤りを検出できるうえ、片系が故障しても残った系だけで処理を続ける縮退運転が可能で、高い信頼性が求められる業務に用いられる。待機系を持つデュプレックスシステムとの違いを押さえたい。
出典:平成29年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問13(IPA)仮想化マシン環境を物理マシン20台で運用しているシステムがある。次の運用条件のとき、物理マシンが最低何台停止すると縮退運転になるか。 〔運用条件〕 (1) 物理…
正解:5
要点:総使用量を残存台数で割り、90%を超える台数を探す
20台が各70%を使っているので、システム全体の資源使用量は70×20=1,400に相当する。k台が停止すると残る20−k台でこれを均等に分け合うため、1台当たりは1,400÷(20−k)となる。k=4なら1,400÷16=87.5%で条件を満たすが、k=5では1,400÷15≒93.3%となり90%を超えるので縮退運転に入る。したがって最低5台である。
出典:令和4年度 s 基本情報技術者試験 kamokuA 問13(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。