重み付け総合評価法とは?
重み付け総合評価法とは、複数の評価項目を持つ案を比べるとき、項目ごとに重要度(重み)を決め、各案の評価点に重みを掛けて合計した総合評価値で順位を付ける方法。性能・保守性・価格のように単位の違う項目を一つの数値にまとめられるため、機種選定・ベンダ選定・改善案の絞り込みに広く使われる。重みの決め方が結論を左右するので、評価に入る前に関係者で重みを合意しておくことが要点になる。
基本情報技術者試験の過去問では7回出題されています(2016年度〜2022年度)。
おもみづけそうごうひょうかほう
重み付け総合評価法の意味
複数の評価項目を持つ案を比べるとき、項目ごとに重要度(重み)を決め、各案の評価点に重みを掛けて合計した総合評価値で順位を付ける方法。性能・保守性・価格のように単位の違う項目を一つの数値にまとめられるため、機種選定・ベンダ選定・改善案の絞り込みに広く使われる。重みの決め方が結論を左右するので、評価に入る前に関係者で重みを合意しておくことが要点になる。
重み付け総合評価法の具体例
3機種を「性能(重み2)・保守性(重み2)・価格(重み1)」で評価し、機種Aが7点・6点・5点なら2×7+2×6+1×5=31点、機種Dが5点・7点・4点なら2×5+2×7+1×4=28点となり、合計が最大の機種Aを選ぶ。
重み付け総合評価法は試験でどう引っ掛けられる?
重みを掛けずに素点を足すと順位が入れ替わる。素点の合計が最も高い案が必ず選ばれるとは限らない点が繰り返し問われる。重みが「4:2:1」のように比で示されたときは、合計を1に直さずそのまま掛けてよい。
重み付け総合評価法と関連する用語
重み付け総合評価法が出た過去問
システム開発の見積方法の一つであるファンクションポイント法の説明として,適切なものはどれか。
正解:システムの機能を入出力データ数やファイル数などによって定量的に計測し,複雑さとアプリケーションの特性による調整を行って,システム規模を見積もる方法である。
要点:FP法は機能の入出力数を数えて規模を見積もる
ファンクションポイント法は、利用者から見た機能を入出力の数やファイル数などの単位で数え上げ、それぞれの複雑さに応じた重み付けをして規模を算出します。さらにアプリケーションの特性による調整係数を掛けて最終的な値を求めます。開発言語や実装技術に依存せず、要件が固まった段階で見積もれるのが利点です。
出典:平成29年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問52(IPA)あるソフトウェアにおいて、機能の個数と機能の複雑度に対する重み付け係数は表のとおりである。このソフトウェアのファンクションポイント値は幾らか。ここで、ソフトウェ…
正解:18
要点:FP値=Σ(個数×重み係数)×補正係数
補正前のファンクションポイントは、外部入力1×4+外部出力2×5+内部論理ファイル1×10=24である。これに全体的な複雑さの補正係数0.75を掛けて、24×0.75=18となる。
出典:平成30年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問54(IPA)ソフトウェア開発の見積方法の一つであるファンクションポイント法の説明として、適切なものはどれか。
正解:ソフトウェアの機能を入出力データ数やファイル数などによって定量的に計測し、複雑さによる調整を行って、ソフトウェア規模を見積もる方法である。
要点:FP法は入出力やファイルの数から機能規模を算出する
ファンクションポイント法は、利用者から見た機能、すなわち入力・出力・照会・内部ファイル・外部インタフェースの数を数え、それぞれの複雑さで重み付けして点数化する見積手法である。さらに全体の特性による調整を加えて規模を算出する。プログラムの行数のような実装依存の尺度ではなく、要件段階で見積もれる点が特徴である。
出典:令和1年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問53(IPA)改善の効果を定量的に評価するとき,複数の項目の評価点を統合し,定量化する方法として重み付け総合評価法がある。表の中で優先すべき改善案はどれか。
正解:案2
要点:重み付け総合評価は評価点×重みの合計が最大の案を選ぶ
重み付け総合評価法では、各評価項目の評価点にその項目の重みを掛けて合計し、値の大きい案を選ぶ。計算すると案1は57、案2は59、案3は56、案4は53となる。最大となるのは案2である。
出典:平成28年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問64(IPA)RFIに回答した各ベンダに対してRFPを提示した。今後のベンダ選定に当たって,公正に手続を進めるためにあらかじめ実施しておくことはどれか。
正解:提案の評価基準や要求事項の適合度への重み付けをするルールを設けるなど,選定の手順を確立しておく。
要点:ベンダ選定は評価基準と手順を事前に確立して公正に行う
複数ベンダから提案を受けて選定する際は、恣意的な判断を排するため、評価基準や要求事項ごとの重み付け、採点方法といった手順をあらかじめ確立して全ベンダへ同じ条件を適用する必要がある。特定のベンダを有利に扱ったり、選定前に契約準備を依頼したりすることは公正さを損なう。
出典:平成28年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問66(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。