ミッション・ビジョン・バリューとは?
ミッション・ビジョン・バリューとは、企業経営の根幹をなす3つの要素を表す枠組み。ミッションは企業が果たすべき使命・存在意義、ビジョンは将来実現したいありたい姿、バリューはその実現のために大切にする価値観・行動基準を指す。経営理念をより具体的な3つの階層に整理したもので、経営戦略の策定や社員の意識統一の土台として広く用いられている。
ITパスポートの過去問では15回出題されています(2009年度〜2026年度)。
みっしょん・びじょん・ばりゅー
ミッション・ビジョン・バリューの意味
企業経営の根幹をなす3つの要素を表す枠組み。ミッションは企業が果たすべき使命・存在意義、ビジョンは将来実現したいありたい姿、バリューはその実現のために大切にする価値観・行動基準を指す。経営理念をより具体的な3つの階層に整理したもので、経営戦略の策定や社員の意識統一の土台として広く用いられている。
ミッション・ビジョン・バリューの具体例
IT企業が「テクノロジーで人々の暮らしを便利にする」をミッションに掲げ、「5年後に業界No.1のサービスを実現する」をビジョンとして共有し、日々の行動指針をバリューとして社内に浸透させている。
ミッション・ビジョン・バリューは試験でどう引っ掛けられる?
ミッションは「今果たすべき使命」、ビジョンは「将来のありたい姿」であり、両者は時間軸(現在志向か将来志向か)の違いで区別される点が問われやすい。
ミッション・ビジョン・バリューと関連する用語
ミッション・ビジョン・バリューが出た過去問
A社では企業理念に基づいてビジネス戦略を策定し実行するための手順を考えた。重要成功要因の抽出、ビジネス環境の分析、ビジネス戦略の立案、ビジョンの設定を図のように…
正解:重要成功要因の抽出
要点:ビジョン→環境分析→戦略立案→重要成功要因→実行計画
経営理念から実行計画に至る流れは、まずありたい姿であるビジョンを設定し、次に外部・内部の環境を分析して、その結果を踏まえて戦略を立案する。そして立案した戦略を達成するうえで鍵となる要因(重要成功要因)を抽出し、それを具体的な実行計画へ落とし込む。したがって実行計画策定の直前にあたる④は、重要成功要因の抽出となる。
出典:平成21年度 秋期 ITパスポート試験 問12(IPA)製品やサービスの価値を機能とコストの関係で把握し、体系化された手順によって価値の向上を図る手法はどれか。
正解:バリューエンジニアリング
要点:VEは価値=機能÷コストで捉え体系的に価値を高める手法
バリューエンジニアリング(VE)は、価値を「機能÷コスト」としてとらえ、必要な機能を落とさずにコストを下げる、あるいは同じコストで機能を高めることで価値の向上を目指す体系的な手法である。機能を定義し、その達成手段を代替案として検討する手順を踏む点が特徴である。
出典:平成21年度 秋期 ITパスポート試験 問27(IPA)BPRを説明したものはどれか。
正解:企業の業務効率や生産性を改善するために、既存の組織やビジネスルールを全面的に見直して、再構築すること
要点:BPRは組織やルールを前提とせず業務プロセスを抜本再構築
BPR(Business Process Reengineering)は、既存の組織構造や業務ルールを前提とせず、業務プロセスを根本から見直して抜本的に再構築し、コストや品質、スピードを劇的に改善しようとする手法である。情報システムの再構築が主眼ではなく、あくまで業務のあり方そのものを作り直す点が要点である。バリューチェーン分析やBSCとは目的が異なる。
出典:平成21年度 春期 ITパスポート試験 問20(IPA)“モノ”の流れに着目して企業の活動を購買、製造、出荷物流、販売などの主活動と、人事管理、技術開発などの支援活動に分けることによって、企業が提供する製品やサービス…
正解:バリューチェーン
要点:主活動と支援活動に分け価値の源泉を探すのがバリューチェーン
バリューチェーンは、企業の活動を購買・製造・出荷物流・販売などの主活動と、人事管理や技術開発などの支援活動に分類し、どの工程で付加価値が生まれているかを分析する枠組みである。設問の説明はこの分類そのものを述べている。工程ごとの価値と費用を見ることで、強化すべき活動や外部委託すべき活動を判断できる。
出典:平成22年度 春期 ITパスポート試験 問9(IPA)バリューエンジニアリングにおいて、価値を定義する二つの要素はどれか。
正解:機能とコスト
要点:VEでは価値=機能÷コストとして把握する
バリューエンジニアリング(VE)では、価値を「機能÷コスト」という関係でとらえる。すなわち製品やサービスが果たす機能と、それを実現するために掛かるコストの二つで価値が定義され、機能を保ちながらコストを下げるか、同じコストで機能を高めることで価値向上を図る。
出典:平成25年度 春期 ITパスポート試験 問29(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。