内部統制とは?
内部統制とは、組織が、業務の有効性・効率性、財務報告の信頼性、法令遵守などの目的を達成するために、組織内に整備・運用する体制・仕組み。経営者が主体となって構築する。
ITパスポートの過去問では26回出題されています(2009年度〜2026年度)。
ないぶとうせい
内部統制の意味
組織が、業務の有効性・効率性、財務報告の信頼性、法令遵守などの目的を達成するために、組織内に整備・運用する体制・仕組み。経営者が主体となって構築する。
内部統制の具体例
不正な会計処理を防ぐために、承認権限を複数人で分担する(1人がすべてを決裁できないようにする)といった仕組みを社内規程として整備する。
内部統制は試験でどう引っ掛けられる?
内部統制は経営者が構築・運用する仕組みそのものであり、それが有効に機能しているかを検証・評価するのがシステム監査(外部・独立した立場からの評価)という役割の違いに注意。
内部統制と関連する用語
内部統制が出た過去問
内部統制に関する記述として、適切なものはどれか。
正解:内部統制は、経営者が組織目的の達成について合理的な保証を得るためのマネジメントプロセスである。
要点:内部統制は組織目的の達成に合理的保証を与える経営者の仕組み
内部統制は、業務の有効性・効率性、財務報告の信頼性、法令遵守、資産の保全といった目的の達成について、合理的な保証を得るために組織へ組み込まれる仕組みであり、その整備と運用の責任は経営者にある。絶対的な保証ではなく「合理的な保証」である点が定義の要点である。
出典:平成21年度 秋期 ITパスポート試験 問49(IPA)内部統制が有効に機能していることを継続的に評価するプロセスはどれか。
正解:モニタリング
要点:モニタリングは内部統制の有効性を継続的に評価する
内部統制の基本的要素の一つであるモニタリング(監視活動)は、統制が意図したとおりに機能しているかを継続的に、あるいは独立した評価によって確かめ、不備があれば是正につなげる活動である。日常業務に組み込んだ日常的モニタリングと、内部監査などの独立的評価がある。
出典:平成22年度 秋期 ITパスポート試験 問35(IPA)ある企業では、業務を遂行する上で違法行為や不正、ミスやエラーなどを防止し、組織が健全かつ有効・効率的に運営されるように基準や業務手続を定め、管理・監視を行うこと…
正解:内部統制
要点:内部統制は不正・ミスを防ぐ組織的な仕組み
内部統制とは、業務の有効性と効率性、財務報告の信頼性、法令の遵守、資産の保全を達成するために、組織自らが基準や手続を定めて運用・監視する仕組みである。不正やミスを未然に防ぎ、起きた場合には早期に発見できるようにすることが目的になる。職務分掌やチェック体制の整備が具体的な手段になる。
出典:平成22年度 春期 ITパスポート試験 問38(IPA)基本方針に基づいて内部統制を整備及び運用する役割と最終責任を有する者はだれか。
正解:経営者
要点:内部統制を整備・運用する最終責任は経営者にある
内部統制は組織の運営そのものに関わる仕組みであり、基本方針を定めて整備・運用し、その有効性に最終的な責任を負うのは経営者である。監査役や内部監査人は、その仕組みが有効に機能しているかを監視・評価する立場にあり、整備の責任主体ではない。株主は経営者を選任・監督する立場である。
出典:平成22年度 春期 ITパスポート試験 問45(IPA)内部統制に関する記述a〜cのうち,適切なものだけを全て挙げたものはどれか。 a 経営者は内部統制の整備と運用の責任をもっている。 b 内部統制の運用については,…
正解:a, b
要点:内部統制は経営者が責任を負い費用対効果も考慮する
内部統制の整備・運用に最終的な責任を負うのは経営者であり、実際の運用は組織の全員がそれぞれの業務の中で役割を担うことで成り立つ。一方、内部統制は無制限に強化すべきものではなく、得られる効果と要するコストを比較して合理的な範囲で構築するもの(費用対効果の考慮)とされる。したがって適切なのはaとbである。
出典:平成23年度 秋期 ITパスポート試験 問36(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。