変更管理(開発)とは?
変更管理(開発)とは、開発中の仕様・設計・プログラムに対する変更要求を、無秩序に反映せず、影響範囲の確認と承認の手続きを経て管理すること。手戻りや混乱を防ぐ目的がある。
ITパスポートの過去問では24回出題されています(2009年度〜2025年度)。
へんこうかんり
変更管理(開発)の意味
開発中の仕様・設計・プログラムに対する変更要求を、無秩序に反映せず、影響範囲の確認と承認の手続きを経て管理すること。手戻りや混乱を防ぐ目的がある。
変更管理(開発)の具体例
開発途中で発生した仕様変更の要望を、まず影響範囲を分析し、関係者の承認を得たうえで正式に設計書やスケジュールに反映する。
変更管理(開発)は試験でどう引っ掛けられる?
変更を拒む仕組みではなく、影響範囲を確認し承認を経て反映する仕組み。またITIL(サービスマネジメント)の変更管理は稼働中のサービスが対象で、開発中の仕様・設計を対象とするこの用語とは適用場面が違う。
変更管理(開発)と関連する用語
変更管理(開発)が出た過去問
システムの運用管理におけるインシデント管理の目的として、適切なものはどれか。
正解:サービスの中断時間を最小限に抑えて速やかに回復し、サービスの品質を維持する。
要点:インシデント管理は原因究明より早期復旧を優先する
インシデント管理の目的は、サービスの停止や品質低下が起きたときに、その影響と中断時間をできるだけ小さく抑えて速やかに通常のサービスへ戻すことにある。根本原因の究明は問題管理、構成要素の把握は構成管理、変更の確実な実施は変更管理、単一窓口の役割はサービスデスクが担う。
出典:平成21年度 春期 ITパスポート試験 問40(IPA)ソフトウェアベンダから提供されたセキュリティパッチの内容を確認し、自社システムに適用する場合の影響を評価した。この作業はシステムの運用管理業務のうちどれに該当す…
正解:変更管理
要点:変更管理は変更の影響を評価し可否を決める
変更管理は、システムへの変更要求について影響範囲やリスクを評価し、実施の可否と方法を決めて統制するプロセスである。パッチの内容確認と自社システムへの影響評価は、変更を実施してよいかを判断する作業なので変更管理に該当する。実際に本番環境へ展開する作業はリリース管理が担う。
出典:平成22年度 秋期 ITパスポート試験 問40(IPA)合意済みのシステム要件に対し、機能追加となる変更依頼を顧客から受けた。このときの受託側の対応として、適切なものはどれか。
正解:決定権をもつ会議や責任者が、変更を行うかどうかを判断する。
要点:要件変更は権限をもつ会議・責任者が承認する
いったん合意した要件に対する変更は、費用・納期・品質のすべてに影響するため、個人の判断ではなく変更管理の手続に沿って処理する。影響を評価したうえで、決定権をもつ会議体や責任者が承認するかどうかを決めるのが適切な進め方である。担当者レベルで受け入れてしまうと、範囲の際限ない膨張につながる。
出典:平成22年度 春期 ITパスポート試験 問36(IPA)情報システムの運用における変更管理に関する記述として,適切なものはどれか。
正解:承認された変更を実施するための計画を立て,確実に処理されるようにする。
要点:変更管理は承認された変更を計画的・確実に実施させる
変更管理は、システムやサービスへの変更を記録・評価して承認し、承認された変更が計画に沿って確実に実施されるよう統制するプロセスである。目的は変更に伴う障害の発生を防ぎ、変更内容を管理下に置くことにある。迅速な復旧はインシデント管理、原因究明と再発防止は問題管理、資産の把握は構成管理(IT資産管理)の役割である。
出典:平成23年度 秋期 ITパスポート試験 問39(IPA)ITサービスマネジメントのプロセスのうち,インシデントの根本原因を追及し,再発を防止するプロセスはどれか。
正解:問題管理
要点:問題管理は根本原因を除去して再発を防ぐ
問題管理は、繰り返し起きるインシデントや重大なインシデントについて根本原因を突き止め、恒久的な対策を講じて再発を防ぐプロセスである。まず復旧を優先するインシデント管理と対になる関係にあり、こちらは原因の除去に重きを置く。変更管理やリリース管理は、対策を実施に移す段階を担う。
出典:平成23年度 秋期 ITパスポート試験 問47(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。