多要素認証とは?
多要素認証とは、「知識情報」(パスワードなど本人が知っていること)、「所持情報」(スマートフォンやICカードなど本人が持っているもの)、「生体情報」(指紋や顔など本人自身の特徴)のうち、異なる種類を2つ以上組み合わせて本人確認を行う方式。
ITパスポートの過去問では13回出題されています(2013年度〜2026年度)。
たようそにんしょう
多要素認証の意味
「知識情報」(パスワードなど本人が知っていること)、「所持情報」(スマートフォンやICカードなど本人が持っているもの)、「生体情報」(指紋や顔など本人自身の特徴)のうち、異なる種類を2つ以上組み合わせて本人確認を行う方式。
多要素認証の具体例
パスワード入力に加えて、スマートフォンに届いたワンタイムパスワードの入力も求めるログイン方式は、知識情報と所持情報を組み合わせた多要素認証の例。
多要素認証は試験でどう引っ掛けられる?
パスワードと秘密の質問のように、同じ「知識情報」を2つ使う場合は多要素認証ではなく「多段階認証」にとどまる。
多要素認証と関連する用語
多要素認証が出た過去問
バイオメトリクス認証に該当するものはどれか。
正解:てのひらを読取り機にかざすことによる認証
要点:バイオメトリクス認証は身体的・行動的特徴で本人を確認する
バイオメトリクス認証は、指紋・静脈・虹彩・顔などの身体的特徴や、筆跡といった行動的特徴を使って本人を確認する方式である。てのひらをかざして静脈などの特徴を読み取る認証はこれにあたる。目視確認や知識に基づくパスワード、機械と人を判別する仕組みは、いずれも生体情報を用いていない。
出典:平成25年度 秋期 ITパスポート試験 問50(IPA)バイオメトリクス認証に関する記述として,適切なものはどれか。
正解:認証用のIDやパスワードを記憶したり,鍵やカード類を携帯したりする必要がない。
要点:生体認証は記憶・携帯が不要。FRRとFARは相反する
バイオメトリクス認証は指紋や静脈など身体的特徴を使うため、パスワードを覚えたりカードを持ち歩いたりする必要がない点が利点である。照合の許容範囲を広げると本人拒否率は下がるが他人受入率は上がるという相反関係があり、他の認証方式と組み合わせた多要素認証も一般的に行われている。
出典:平成27年度 秋期 ITパスポート試験 問59(IPA)認証に必要な情報の変更又は更新を定期的に行う必要がないものだけを全て挙げたものはどれか。 a 虹彩認証 b 電子証明書による認証 c パスワード認証
正解:a
要点:生体情報は変更不要。証明書は期限更新、パスワードは変更要
虹彩は本人固有の身体的特徴であり、パスワードのように定期的に変更したり更新したりする性質のものではない。電子証明書には有効期限があるため期限ごとの更新が必要で、パスワードは漏えい時の被害を抑えるために変更が推奨される。したがって変更・更新が不要といえるのは虹彩認証だけである。
出典:平成28年度 春期 ITパスポート試験 問90(IPA)シングルサインオンの特徴として,適切なものはどれか。
正解:利用者は最初に1回だけ認証を受ければ,許可されている複数のサービスを利用できるので,利便性が高い。
要点:シングルサインオンは一度の認証で複数サービスを利用
シングルサインオンは、最初に一度だけ認証を受ければ、以後は許可された複数のシステムやサービスを追加の認証なしに利用できる仕組みである。利用者が覚えるパスワードが減り、ログインの手間も省けるため利便性が高い。一方で認証情報が漏れると影響が広範囲に及ぶため、多要素認証などと組み合わせて守りを固めるのが一般的である。
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 問91(IPA)バイオメトリクス認証に関する記述として、適切なものはどれか。
正解:筆跡やキーストロークなどの本人の行動的特徴を利用したものも含まれる。
要点:生体認証は行動的特徴も含み、誤認証は完全には無くせない
バイオメトリクス認証は身体的特徴だけでなく、筆跡やキーストロークの癖といった行動的特徴を使うものも含む広い概念である。また生体情報は完全に一致するとは限らないため判定にしきい値を設けており、他人受入率と本人拒否率のトレードオフが必ず存在する。
出典:令和1年度 春期 ITパスポート試験 問76(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。