構成管理・CMDBとは?
構成管理・CMDBとは、サービスを構成する機器・ソフトウェア・ネットワーク・文書などの構成品目と、それらの関係を正確に把握し、最新の状態に保つ活動。その情報を蓄えるデータベースをCMDBという。何がどこにあるか分からなければ、影響範囲の判断もパッチ適用もできない。
ITパスポートの過去問では8回出題されています(2009年度〜2024年度)。
こうせいかんり
構成管理・CMDBの意味
サービスを構成する機器・ソフトウェア・ネットワーク・文書などの構成品目と、それらの関係を正確に把握し、最新の状態に保つ活動。その情報を蓄えるデータベースをCMDBという。何がどこにあるか分からなければ、影響範囲の判断もパッチ適用もできない。
構成管理・CMDBの具体例
会計システムで使っているソフトに脆弱性が公表された際、構成管理の情報を検索して該当バージョンを使っているサーバ3台と業務端末12台をすぐに特定し、優先順位を付けて修正プログラムを適用した。
構成管理・CMDBは試験でどう引っ掛けられる?
構成管理は台帳を作った時点で終わりではなく、変更のたびに更新して初めて役に立つ。実物と台帳がずれた状態は「管理していない」のと同じで、定期的な棚卸しとの組合せが前提になる。
構成管理・CMDBと関連する用語
構成管理・CMDBが出た過去問
サービスサポートにおける構成管理の役割はどれか。
正解:あらかじめ定義されたIT資産の情報を管理する。
要点:構成管理はIT資産の構成情報と関係を正確に維持する
構成管理は、ハードウェア、ソフトウェア、文書といったIT資産を構成品目として登録し、その属性や相互の関係、変更の履歴を正確に把握しておく活動である。他のプロセスが判断を下すための土台となる情報を提供する点に役割がある。
出典:平成21年度 秋期 ITパスポート試験 問53(IPA)システムの運用管理におけるインシデント管理の目的として、適切なものはどれか。
正解:サービスの中断時間を最小限に抑えて速やかに回復し、サービスの品質を維持する。
要点:インシデント管理は原因究明より早期復旧を優先する
インシデント管理の目的は、サービスの停止や品質低下が起きたときに、その影響と中断時間をできるだけ小さく抑えて速やかに通常のサービスへ戻すことにある。根本原因の究明は問題管理、構成要素の把握は構成管理、変更の確実な実施は変更管理、単一窓口の役割はサービスデスクが担う。
出典:平成21年度 春期 ITパスポート試験 問40(IPA)サービスサポートにおける管理機能のうち、ハードウェア、ソフトウェアといったIT資産を網羅的に洗い出し、IT資産の管理台帳に記録し管理するものはどれか。
正解:構成管理
要点:構成管理はIT資産を洗い出し台帳で維持する
構成管理は、ITサービスを支えるハードウェア、ソフトウェア、文書などを構成品目として洗い出し、その属性や相互関係を構成管理データベースに登録して最新に保つ活動である。何がどこにいくつあるかが正確に分かることで、障害対応や変更作業の影響範囲を判断できる。IT資産の台帳を整備するという記述は、この構成管理にあたる。
出典:平成22年度 春期 ITパスポート試験 問41(IPA)情報システムの運用における変更管理に関する記述として,適切なものはどれか。
正解:承認された変更を実施するための計画を立て,確実に処理されるようにする。
要点:変更管理は承認された変更を計画的・確実に実施させる
変更管理は、システムやサービスへの変更を記録・評価して承認し、承認された変更が計画に沿って確実に実施されるよう統制するプロセスである。目的は変更に伴う障害の発生を防ぎ、変更内容を管理下に置くことにある。迅速な復旧はインシデント管理、原因究明と再発防止は問題管理、資産の把握は構成管理(IT資産管理)の役割である。
出典:平成23年度 秋期 ITパスポート試験 問39(IPA)ITサービスマネジメントのプロセスにおいて、過去の履歴や構成情報などをデータベース化する目的a〜cのうち、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。a:ITサービ…
正解:a, b, c
要点:履歴と構成情報の蓄積は、最新性維持・一次解決率向上・再発防止に効く
構成管理データベースに構成要素の情報を正確に保つことは、変更の影響範囲を把握するために不可欠である。また、過去のインシデント記録を知識として蓄積すればサービスデスクでの一次解決率が上がり、障害の原因と対策を蓄積すれば再発防止に役立つ。したがって挙げられた三つの目的はいずれも妥当である。
出典:平成24年度 秋期 ITパスポート試験 問36(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。