無線LANの暗号化(WPA2・WPA3)とは?
無線LANの暗号化(WPA2・WPA3)とは、電波は誰でも受信できるため、無線LANでは通信内容の暗号化が必須になります。WPA2はAESを用いるCCMPで暗号化し、WPA3はさらに鍵交換をSAEに改良して、弱いパスワードに対する総当たり攻撃への耐性を高めています。
ITパスポートの過去問では13回出題されています(2014年度〜2026年度)。
むせんらんのあんごうか
無線LANの暗号化(WPA2・WPA3)の意味
電波は誰でも受信できるため、無線LANでは通信内容の暗号化が必須になります。WPA2はAESを用いるCCMPで暗号化し、WPA3はさらに鍵交換をSAEに改良して、弱いパスワードに対する総当たり攻撃への耐性を高めています。
無線LANの暗号化(WPA2・WPA3)の具体例
家庭や小規模事業所では共有パスワードを使うパーソナルモード、企業では利用者ごとに認証するエンタープライズモード(IEEE 802.1XとRADIUSサーバの組合せ)を使い、退職者の権限を個別に無効化できるようにします。
無線LANの暗号化(WPA2・WPA3)は試験でどう引っ掛けられる?
WEPは短時間で解読できるため使ってはいけません。またSSIDのステルス化やMACアドレスフィルタリングは容易に回避でき、暗号化の代わりにはならない点が定番の出題です。
無線LANの暗号化(WPA2・WPA3)と関連する用語
無線LANの暗号化(WPA2・WPA3)が出た過去問
無線LANの暗号化方式はどれか。
正解:WPA2
要点:無線LANの暗号化方式はWPA2
WPA2は無線LANで用いられる暗号化・認証の規格で、強度の高い暗号アルゴリズムを採用し、初期の規格の弱点を改善したものである。無線は電波が届く範囲で傍受され得るため、こうした暗号化の設定が不可欠になる。
出典:平成26年度 秋期 ITパスポート試験 問76(IPA)無線LANに関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:アクセスポイントが無くても1対1でなら通信できる動作モードがある。
要点:無線LANには機器同士が直接通信するモードがある
無線LANには、アクセスポイントを介さずに端末同士が直接通信するアドホックモードがあり、機器を1対1で結ぶことができる。またゲーム機やプリンタなどPC以外の機器も広く対応し、暗号化方式もWEPやWPA、WPA2など複数の規格が併存する。電波は距離が離れるほど弱まるため、障害物が無くても通信できる範囲には限りがある。
出典:平成26年度 春期 ITパスポート試験 問81(IPA)無線LANのセキュリティを向上させるための対策はどれか。
正解:ESSIDをステルス化する。
要点:ESSIDステルス化は存在を隠す。WEPへの変更は改悪
ESSIDのステルス化は、アクセスポイントがネットワーク名を電波で知らせないようにする設定で、第三者に存在を気付かれにくくする効果がある。根本的な防御ではないが、セキュリティを高める対策のひとつとされる。WEPは解読方法が知られており、WPA2から変更するのはむしろ危険である。
出典:平成27年度 秋期 ITパスポート試験 問56(IPA)無線LANにおいて、端末とアクセスポイント間で伝送されているデータの盗聴を防止するために利用されるものはどれか。
正解:WPA2
要点:無線の盗聴対策は暗号化。WPA2などを使う
WPA2は無線区間の通信を暗号化する規格で、電波を傍受されても内容を読み取られないようにする。盗聴の防止に直接効くのは暗号化である。ESSIDの隠蔽やANY接続の拒否、MACアドレスによる接続制限は、接続してくる相手を絞る対策であって、流れている電波そのものを保護するものではない。
出典:平成27年度 春期 ITパスポート試験 問74(IPA)WPA2による暗号化を設定したアクセスポイントがある。このアクセスポイントを経由して,図のようにPCをインターネット上のWebサーバに接続するとき,WPA2によ…
正解:PCからアクセスポイントまで
要点:WPA2が守るのは端末とアクセスポイント間の無線区間だけ
WPA2はアクセスポイントと端末の間の無線区間を暗号化する仕組みである。したがって保護されるのはPCとアクセスポイントの間だけで、そこから先の有線区間やインターネット上の経路は対象外となる。Webサーバまでを守りたい場合はHTTPSなど別の暗号化が必要である。
出典:平成28年度 秋期 ITパスポート試験 問79(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。