WEPとは?
WEPとは、無線LANの初期の暗号化方式。ストリーム暗号RC4と24ビットの初期化ベクトルを組み合わせるが、IVが短く再利用が頻発するため鍵ストリームを統計的に推測でき、短時間で鍵を復元できる。現在は使用禁止扱いで、試験では「なぜ破られたか」の理解が問われる。
ITパスポートの過去問では8回出題されています(2013年度〜2025年度)。
うぇっぷ
WEPの意味
無線LANの初期の暗号化方式。ストリーム暗号RC4と24ビットの初期化ベクトルを組み合わせるが、IVが短く再利用が頻発するため鍵ストリームを統計的に推測でき、短時間で鍵を復元できる。現在は使用禁止扱いで、試験では「なぜ破られたか」の理解が問われる。
WEPの具体例
混雑したアクセスポイントで数十万パケットを収集すれば、弱いIVを手掛かりにした解析で鍵が復元される。古い産業機器がWEPにしか対応しない場合は、専用SSIDをVLANで隔離し、上位層をIPsecやTLSで保護して被害範囲を閉じ込める運用にする。
WEPは試験でどう引っ掛けられる?
鍵長を40ビットから104ビットへ伸ばせば安全になる、という誤解。IVが24ビットのままなので衝突までの時間は変わらず、弱点は鍵長ではなくIVの短さとRC4の使い方にある点を押さえる。
WEPと関連する用語
WEPが出た過去問
無線LANのセキュリティにおいて、アクセスポイントが接続要求を受け取ったときに、端末固有の情報を基にアクセス制御を行う仕組みはどれか。
要点:MACアドレスフィルタリングは端末固有の番号で接続を選別する
MACアドレスフィルタリングは、ネットワーク機器ごとに割り当てられた固有の識別番号(MACアドレス)をアクセスポイントに登録しておき、登録済みの端末からの接続だけを許可する仕組みである。ESSIDはネットワークの識別名、WEPやWPAは通信の暗号化と認証の方式であり、端末固有の情報で接続可否を判断する仕組みとは役割が異なる。
出典:平成25年度 秋期 ITパスポート試験 問81(IPA)無線LANに関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:アクセスポイントが無くても1対1でなら通信できる動作モードがある。
要点:無線LANには機器同士が直接通信するモードがある
無線LANには、アクセスポイントを介さずに端末同士が直接通信するアドホックモードがあり、機器を1対1で結ぶことができる。またゲーム機やプリンタなどPC以外の機器も広く対応し、暗号化方式もWEPやWPA、WPA2など複数の規格が併存する。電波は距離が離れるほど弱まるため、障害物が無くても通信できる範囲には限りがある。
出典:平成26年度 春期 ITパスポート試験 問81(IPA)無線LANのセキュリティを向上させるための対策はどれか。
正解:ESSIDをステルス化する。
要点:ESSIDステルス化は存在を隠す。WEPへの変更は改悪
ESSIDのステルス化は、アクセスポイントがネットワーク名を電波で知らせないようにする設定で、第三者に存在を気付かれにくくする効果がある。根本的な防御ではないが、セキュリティを高める対策のひとつとされる。WEPは解読方法が知られており、WPA2から変更するのはむしろ危険である。
出典:平成27年度 秋期 ITパスポート試験 問56(IPA)無線LANのアクセスポイントに備わるセキュリティ対策のうち、自身のESSIDの発信を停止するものはどれか。
正解:ステルス機能
要点:ステルス機能はESSIDの発信を止めて一覧に出さない設定
無線LANのアクセスポイントは通常、自分のESSIDを電波に乗せて定期的に発信し、端末が一覧から選べるようにしている。ステルス機能はこの発信を止めて一覧に現れないようにする設定である。MACアドレスフィルタリングは接続できる機器を制限する仕組み、WEPやWPAは通信の暗号化方式であり、ESSIDの発信を止めるものではない。
出典:平成28年度 春期 ITパスポート試験 問74(IPA)無線LANの暗号化方式であるWEPは、暗号が容易に解読されてしまうという問題が指摘されている。WEPの弱点を改善し、暗号強度を高めた暗号化方式はどれか。
正解:WPA2
要点:無線LANの暗号化はWEPではなくWPA2以降を使う
WEPは鍵の使い方に弱点があり、通信を収集されると短時間で鍵を割り出されてしまう問題が知られている。これを改善するために策定されたのがWPAで、さらに強固な暗号アルゴリズムを採用したのがWPA2である。現在の無線LANではWEPを使わず、WPA2以降を選ぶことが基本となる。
出典:平成29年度 秋期 ITパスポート試験 問69(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。