特許戦略・知的財産戦略とは?
特許戦略・知的財産戦略とは、自社技術の権利化・秘匿・公開を意図的に使い分け、事業の競争力を守り拡大する戦略。権利化して他社を排除する、あえて標準化・公開して普及を促し周辺で稼ぐ、ノウハウは営業秘密として秘匿する、といった選択肢を組み合わせる。クロスライセンスやパテントプールも手段となる。
ITパスポートの過去問では2回出題されています(2014年度〜2022年度)。
とっきょせんりゃく・ちてきざいさんせんりゃく
特許戦略・知的財産戦略の意味
自社技術の権利化・秘匿・公開を意図的に使い分け、事業の競争力を守り拡大する戦略。権利化して他社を排除する、あえて標準化・公開して普及を促し周辺で稼ぐ、ノウハウは営業秘密として秘匿する、といった選択肢を組み合わせる。クロスライセンスやパテントプールも手段となる。
特許戦略・知的財産戦略の具体例
基本方式は公開して業界標準化を狙い、量産のノウハウは出願せず営業秘密として管理する。
特許戦略・知的財産戦略は試験でどう引っ掛けられる?
「技術は必ず特許化するのが正しい」ではない。出願すると内容が公開されるため、模倣が発覚しにくい製造ノウハウはあえて出願せず営業秘密として秘匿するのが定石で、条件によって最適解が逆になる。営業秘密として保護されるには秘密管理性・有用性・非公知性の3要件が要る(不正競争防止法)。特許権は登録が必要で、著作権のように創作と同時には発生しない。
特許戦略・知的財産戦略と関連する用語
特許戦略・知的財産戦略が出た過去問
特許戦略の一つであるクロスライセンスの説明として、最も適切なものはどれか。
正解:特許の権利者同士がそれぞれの所有する権利に関して、相互にその使用を許諾すること
要点:クロスライセンスは特許権者同士が相互に使用を許諾
クロスライセンスは、それぞれ特許権をもつ当事者同士が、互いの特許の実施を許諾し合う契約である。相手の技術を使うたびに個別交渉や訴訟をする負担を避けられ、開発の自由度を確保できる。一方向のみの許諾(ライセンス供与)とは異なり、許諾が相互である点が要件となる。
出典:平成26年度 秋期 ITパスポート試験 問10(IPA)特許戦略を策定する上で重要な“特許ポートフォリオ”について述べたものはどれか。
正解:企業が保有や出願している特許を,事業への貢献や特許間のシナジー,今後適用が想定される分野などを分析するためにまとめたもの
要点:特許ポートフォリオは保有特許群を戦略的に分析する整理
特許ポートフォリオとは、自社が保有・出願している特許群を一覧として捉え、どの事業にどう貢献しているか、特許同士がどう補完し合うか、今後どの分野に使えるかを分析するために整理したものです。個々の特許ではなく集合として戦略的に管理する点が要点になります。
出典:令和4年度 秋期 ITパスポート試験 問10(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。