貸借対照表・損益計算書・利益の段階とは?
貸借対照表・損益計算書・利益の段階とは、貸借対照表は決算日という一時点の財政状態(資産=負債+純資産)を、損益計算書は一定期間の経営成績を示す。損益計算書の利益は段階的に、売上総利益(売上高−売上原価)、営業利益(売上総利益−販売費及び一般管理費)、経常利益(営業利益+営業外収益−営業外費用)、税引前当期純利益、当期純利益と計算される。
ITパスポートの過去問では22回出題されています(2009年度〜2026年度)。
たいしゃくたいしょうひょう・そんえきけいさんしょ
貸借対照表・損益計算書・利益の段階の意味
貸借対照表は決算日という一時点の財政状態(資産=負債+純資産)を、損益計算書は一定期間の経営成績を示す。損益計算書の利益は段階的に、売上総利益(売上高−売上原価)、営業利益(売上総利益−販売費及び一般管理費)、経常利益(営業利益+営業外収益−営業外費用)、税引前当期純利益、当期純利益と計算される。
貸借対照表・損益計算書・利益の段階の具体例
本業の稼ぐ力を見るなら営業利益、財務活動を含む恒常的な収益力を見るなら経常利益を用いる。
貸借対照表・損益計算書・利益の段階は試験でどう引っ掛けられる?
営業利益は「売上高−売上原価−販売費及び一般管理費」。受取利息など営業外の項目を営業利益に含めない。
貸借対照表・損益計算書・利益の段階と関連する用語
貸借対照表・損益計算書・利益の段階が出た過去問
損益計算書を説明したものはどれか。
正解:一会計期間における経営成績を表示したもの
要点:損益計算書は一定期間の経営成績、貸借対照表は一時点の財政状態
損益計算書は、一会計期間の収益と費用を対応させて利益がどのように生じたかを示す財務諸表で、その期間の経営成績を表す。一定時点の資産・負債・純資産の状態を示すのは貸借対照表、現金の増減を示すのはキャッシュフロー計算書、純資産の変動を示すのは株主資本等変動計算書である。
出典:平成21年度 春期 ITパスポート試験 問16(IPA)損益計算書に記載されるA〜Eの五つの利益のうち、Cに当てはまるものはどれか。
正解:経常利益
要点:経常利益=営業利益+営業外収益−営業外費用
損益計算書は上から順に、売上高−売上原価=売上総利益、そこから販売費及び一般管理費を引いて営業利益、営業外収益を足し営業外費用を引いて経常利益、特別損益を加減して税引前当期純利益、法人税等を引いて当期純利益となる。Cは営業利益に営業外損益を加減した段階(15+3−7=11)なので経常利益である。
出典:平成22年度 秋期 ITパスポート試験 問19(IPA)次の損益計算書から求められる営業利益は何百万円か。
正解:500
要点:営業利益=売上高-売上原価-販売費及び一般管理費
営業利益は売上高から売上原価を引いた売上総利益から、さらに販売費及び一般管理費を差し引いて求める。7,500-6,000=1,500が売上総利益で、そこから1,000を引くと500になる。営業外収益・費用や特別損益、法人税等は営業利益より下の段階で加減するため、この計算には含めない。
出典:平成22年度 春期 ITパスポート試験 問5(IPA)親会社が、子会社を含めた企業集団の決算日における資産と負債、純資産を対比して示すことによって、企業集団の財政状態を表す連結財務諸表はどれか。
正解:連結貸借対照表
要点:決算日時点の財政状態を表すのが連結貸借対照表
決算日という一時点における資産・負債・純資産を対比して財政状態を示す財務諸表が貸借対照表であり、企業集団を対象にしたものが連結貸借対照表である。他の連結財務諸表は一定期間の経営成績や資金の増減、純資産の変動を示すもので、時点の財政状態を表すものではない。
出典:平成22年度 春期 ITパスポート試験 問10(IPA)損益計算書の営業利益の算出に関係する費用はどれか。
正解:広告宣伝費
要点:営業利益=売上総利益-販売費及び一般管理費
営業利益は、売上高から売上原価を引いた売上総利益から、さらに販売費及び一般管理費を差し引いて求める。すなわち本業の営業活動に伴う費用だけが対象で、広告宣伝費は販売費に含まれるため営業利益の算出に関係する。利息のような財務活動に伴う費用は営業外費用、固定資産売却損は特別損失、法人税は税引前当期純利益から控除されるもので、いずれも営業利益より下の段階に現れる。
出典:平成23年度 秋期 ITパスポート試験 問9(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。