資本業務提携・TOB(株式公開買付け)とは?
資本業務提携・TOB(株式公開買付け)とは、資本業務提携は、業務上の協力関係を結ぶと同時に、互いの株式を一部持ち合うなどして資本関係も築く提携形態。TOBは、買収対象企業の株式を、株主から取引所を通さず直接、あらかじめ定めた価格・期間で買い集める株式公開買付けの手法。
ITパスポートの過去問では4回出題されています(2010年度〜2025年度)。
しほんぎょうむていけい・てぃーおーびー
資本業務提携・TOB(株式公開買付け)の意味
資本業務提携は、業務上の協力関係を結ぶと同時に、互いの株式を一部持ち合うなどして資本関係も築く提携形態。TOBは、買収対象企業の株式を、株主から取引所を通さず直接、あらかじめ定めた価格・期間で買い集める株式公開買付けの手法。
資本業務提携・TOB(株式公開買付け)の具体例
業務提携する2社が互いに株式の一部を取得し合い、関係を強化しつつ経営の独立性は維持するのが資本業務提携。買収を目的として不特定多数の株主に買付け条件を公告し株式を取得するのがTOB。
資本業務提携・TOB(株式公開買付け)は試験でどう引っ掛けられる?
TOBは取引所の市場内で買い集める方法ではなく、価格・期間・株数を公告して市場外で買い付ける方法である。またTOB=敵対的買収ではなく、対象企業の同意があれば友好的TOB、無ければ敵対的TOBと呼び分ける。資本業務提携は資本関係を伴う点で単なる業務提携と違うが、経営権を取得するM&Aとは異なり、双方の独立性は保たれる。
資本業務提携・TOB(株式公開買付け)と関連する用語
資本業務提携・TOB(株式公開買付け)が出た過去問
TOBの説明として、適切なものはどれか。
正解:買付け価格と期間を公表し、不特定多数の株主から株式を買い集めること
要点:TOBは価格と期間を公表して株式を買い集める手法
TOB(Take Over Bid、株式公開買付け)は、買付価格・買付株数・買付期間をあらかじめ公告し、市場外で不特定多数の株主から株式を買い集める手法である。買収や子会社化を目的に用いられ、株主に平等な売却機会を与えるため手続が法律で定められている。自社株買いや経営陣による買収とは主体・目的が異なる。
出典:平成22年度 春期 ITパスポート試験 問17(IPA)TOBの説明として、適切なものはどれか。
正解:買付の期間、株数、価格などを公表して、市場外で特定企業の株式を買い付けること
要点:TOBは条件を公告して市場外で株式を買い集める公開買付け
TOB(株式公開買付け)は、買付価格・株数・期間などを事前に公告し、取引所を通さずに不特定多数の株主から株式を買い集める方法である。経営権の取得を目的とした買収の手段として使われ、条件が公開されるため既存株主も応じるかどうかを判断できる。
出典:平成25年度 秋期 ITパスポート試験 問26(IPA)TOBの説明として、最も適切なものはどれか。
正解:経営権の取得や資本参加を目的として、買い取りたい株数、価格、期限などを公告して不特定多数の株主から株式市場外で株式を買い集めること
要点:TOBは条件を公告して市場外で株式を買い集める
TOB(株式公開買付け)は、買付価格・買付予定株数・期間などをあらかじめ公告したうえで、取引所を通さずに不特定多数の株主から直接株式を買い集める手続である。経営権の取得や資本参加を目的として行われ、条件が公開されるため既存株主が売却を判断できる点に特徴がある。
出典:平成26年度 秋期 ITパスポート試験 問8(IPA)コーポレートガバナンスの強化に有効な施策だけを全て挙げたものはどれか。 a 株式公開買付けによる企業の買収 b 執行役員制度の導入による経営と執行の分離 c 独…
正解:b, c
要点:監督機能を高める施策がコーポレートガバナンス強化
コーポレートガバナンスは、経営者が株主など利害関係者の利益に沿って行動するよう監視・規律付けする仕組みである。執行役員制度は意思決定と業務執行を分けて取締役会の監督機能を高め、独立性の高い社外取締役は社内論理から離れた立場で経営を監視するので、いずれも強化策となる。株式公開買付けによる買収は事業拡大の手段であり、自社の統治機構を整えるものではない。
出典:令和7年度 秋期 ITパスポート試験 問23(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。