M&Aとは?
M&Aとは、企業の合併(Merger)や買収(Acquisition)の総称。他社の経営資源・技術・顧客基盤などを短期間で獲得する成長戦略の手段として用いられる。
ITパスポートの過去問では6回出題されています(2009年度〜2020年度)。
えむあんどえー
M&Aの意味
企業の合併(Merger)や買収(Acquisition)の総称。他社の経営資源・技術・顧客基盤などを短期間で獲得する成長戦略の手段として用いられる。
M&Aの具体例
IT企業がAI技術を持つスタートアップを買収し、自社製品にその技術を短期間で取り込む、同業2社が経営統合してシェアを拡大する、など。
M&Aは試験でどう引っ掛けられる?
M&Aは株式や事業の取得によって経営権そのものが移るのに対し、アライアンスは資本を動かさない協力関係。「他社と組む」施策はまず資本移動の有無で切り分ける。経営陣が自社を買い取るMBOもM&Aの一形態に含まれる。
M&Aと関連する用語
M&Aが出た過去問
コアコンピタンス経営を説明したものはどれか。
正解:他社にまねのできない独自のノウハウや技術などに経営資源を集中し、競争優位を確立する。
要点:コアコンピタンス経営は独自の中核能力に資源を集中する
コアコンピタンスとは、他社が容易にまねできない自社独自の中核的な能力(技術やノウハウ)のことである。コアコンピタンス経営は、その中核能力に経営資源を集中して磨き込み、持続的な競争優位を確立しようとする考え方である。他社の資源獲得はM&A、事業の組合せによる相乗効果はシナジー、他社の優良事例に学ぶのはベンチマーキングである。
出典:平成21年度 春期 ITパスポート試験 問19(IPA)他社が開発した先進的な技術と、高い研究開発能力をもった人材を、自社固有の経営資源として取り込むことが可能な戦略はどれか。
正解:M&A
要点:他社の技術と人材を丸ごと自社資源にする手段がM&A
M&Aは他社を買収・合併して、その企業が持つ技術や研究開発人材を含む経営資源を自社の内部に取り込む手法である。設問は「自社固有の経営資源として取り込む」と述べており、所有権ごと自社のものにすることを求めている。提携や共同開発では相手の資源はあくまで相手のものにとどまるため、この条件を満たすのはM&Aだけである。
出典:平成22年度 春期 ITパスポート試験 問1(IPA)企業戦略におけるアライアンスの効果として適切なものはどれか。
正解:技術提携、生産や販売の委託、合弁会社の設立などによって、複数の企業が互いの独自性を維持しながら連携を強化することができる。
要点:アライアンスは独立性を保ったまま連携する提携形態
アライアンス(企業提携)は、複数の企業が資本関係の統合まで踏み込まずに、技術提携・生産や販売の委託・合弁会社の設立などで協力する形態である。各社が独立性を保ったまま互いの強みを補完できる点が、M&Aとの大きな違いになる。
出典:平成24年度 春期 ITパスポート試験 問17(IPA)M&Aの手段の一つであるMBOに該当するものはどれか。
正解:経営陣による自社の買収
要点:MBOは経営陣が自社を買い取って経営権を得る手法
MBO(Management Buyout)は、その企業の経営陣が自社の株式や事業部門を買い取って経営権を取得する手法である。上場廃止による意思決定の迅速化や、親会社からの事業の切り離しなどの場面で用いられる。買い手が当該企業の経営陣自身である点が特徴である。
出典:平成25年度 春期 ITパスポート試験 問6(IPA)M&Aに関する記述として,適切なものはどれか。
正解:自社に不足している機能を企業買収などによって他社から取り込み,事業展開を速めること
要点:M&Aは他社を取り込んで時間を買う成長戦略
M&Aは企業の合併・買収を指し、自社に足りない技術・販路・人材などを他社ごと取り込むことで、自前で育てるより短期間に事業を展開できる点に狙いがある。時間を買う成長戦略と表現されることが多い。
出典:平成28年度 秋期 ITパスポート試験 問12(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。