EUC(エンドユーザコンピューティング)とは?
EUC(エンドユーザコンピューティング)とは、情報システム部門ではなく、業務部門の利用者自身が表計算やノーコードツールで必要な処理を作り運用すること。現場の要求に素早く応えられる反面、品質・セキュリティ・保守性が担保されず、作成者の異動で誰も直せない資産が残るリスクを伴う。
ITパスポートの過去問では2回出題されています(2016年度〜2021年度)。
えんどゆーざこんぴゅーてぃんぐ
EUC(エンドユーザコンピューティング)の意味
情報システム部門ではなく、業務部門の利用者自身が表計算やノーコードツールで必要な処理を作り運用すること。現場の要求に素早く応えられる反面、品質・セキュリティ・保守性が担保されず、作成者の異動で誰も直せない資産が残るリスクを伴う。
EUC(エンドユーザコンピューティング)の具体例
経理担当者が作った集計マクロが月次決算の必須手順になり、作成者の退職後は誰も改修できない状態に陥る。対策として、利用ツールと保存場所を標準化し、業務影響の大きいものは棚卸しして情報システム部門の管理下へ移す運用を定める。
EUC(エンドユーザコンピューティング)は試験でどう引っ掛けられる?
EUCは禁止すればよいという話ではない。禁じれば統制外のシャドーITへ潜るだけで、可視性がさらに落ちる。重要度に応じて「自由に作ってよい範囲」と「正式資産として管理する範囲」を線引きし、後者に文書化とレビューを課すのが定石。
EUC(エンドユーザコンピューティング)と関連する用語
EUC(エンドユーザコンピューティング)が出た過去問
ユーザの要求を定義する場合に作成するプロトタイプはどれか。
正解:ユーザの要求を理解するために作成する簡易なソフトウェア
要点:プロトタイプは要求確認のために作る動く簡易ソフト
プロトタイプは、要求を早い段階で目に見える形にして利用者に確認してもらうために作る試作品である。画面や操作の流れを簡易なソフトウェアとして実際に動かし、認識のずれを早期に発見できる点に意義がある。業務の流れややり取りを描いた図は分析のための図式表現であり、利用者自身がデータを加工するソフトはEUCの道具である。
出典:平成28年度 春期 ITパスポート試験 問49(IPA)A社の情報システム部門は、B社のソフトウェアパッケージを活用して、営業部門が利用する営業支援システムを構築することにした。構築に合わせて、EUC (End Us…
正解:A社の営業部門
要点:EUCは利用部門自身がデータ活用を行う考え方
EUCは、システムの利用部門である業務担当者自身がデータ抽出や加工、資料作成を行う考え方である。したがって、営業支援システムであれば利用者である営業部門が主体となって運用する。情報システム部門や外部ベンダは基盤整備や支援を担うが、EUCの担い手ではない。
出典:令和3年度 秋期 ITパスポート試験 問15(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。